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令和7年(2025年)10月2日(木曜日)
~新半鐘櫓の完成をお祝い~
9月12日(金曜日)、旧黒岩家住宅(札幌市南区簾舞1条2丁目)敷地内で新半鐘櫓のお披露目式が行われました。
旧黒岩家住宅は、開拓使により明治時代に本願寺街道を利用する旅人などの宿泊休憩施設「簾舞通行屋」として設置され、昭和59年(1984年)には札幌市指定有形文化財に登録された貴重な建物です。
同敷地内にある半鐘櫓は、平成5年に景勝塔として復元されましたが、老朽化が進んでいました。そこで、簾舞地区まちづくり連合会の「地域再生プロジェクト」の一環として、5社((株)中山組、西松建設(株)、岩田地崎建設(株)、杉原建設(株)、新立第一興業(株))の協力を得て修繕を行いました。お披露目式では、大谷聡美南区長、簾舞地区まちづくり連合会酒出稔会長、旧簾舞通行屋保存会藤沢信幸会長によるテープカットが行われ、半鐘櫓の完成をお祝いしました。
また、9月21日(日曜日)9時00分からは、簾舞通行屋まつり実行委員会(酒出稔会長)の主催により、「第33回簾舞通行屋まつり」が開催され、開会式で生まれ変わった半鐘櫓の鐘が鳴らされた後、酒出会長から半鐘櫓修繕の協力企業に感謝状が手渡されました。
ステージでは、藤野太鼓保存会による演奏やフラダンス、大道芸人によるパフォーマンスなどが披露されたほか、野菜や果物などの販売コーナーや出店も設置され、来場者は買い物や食事を楽しんでいました。また、資料館では、簾舞と定山渓鉄道の歴史についての紹介映像が黒岩館長の解説とともに上映され、来館者は興味深く見入っていました。
この日はあいにくの小雨でしたが、昼過ぎには太陽も顔を出し多くの来場者でにぎわいました。来場者の一人は「毎年イベントには顔を出しています。子どもも楽しく参加しています」と笑顔で話していました。
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