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令和5年(2023年)1月27日(金曜日)
~ いざという時のために ~
1月27日(金曜日)10時30分から、札幌市指定有形文化財である「旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)」(札幌市南区簾舞1条2丁目)で消防訓練が行われました。
これは、文化財を火災や震災などの災害から守ることや文化財愛護の意識を高めることを目的に消防庁・文化庁が定めた「文化財防火デー(1月26日)」の取り組みの一環として実施されたもの。
旧黒岩家住宅は、開拓使が明治時代に本願寺街道を利用する旅人などの宿泊休憩施設として設置した建物で、昭和59年(1984年)には札幌市指定有形文化財に登録されました。現在は簾舞郷土資料館として一般公開され、歴史を伝える写真や道具類が展示されています。
この日は、南消防署員、南消防団簾舞及び藤野分団員、施設を管理する旧黒岩家住宅保存会および地域住民など27人が参加しました。訓練は旧黒岩家住宅内部からの出火を想定。同施設の案内員が地域住民や消防団員らと協力し、重要な資料に見立てた箱の搬出や初期消火活動を行ったほか、消防団員が放水の手順や避難誘導の方法を確認しました。
訓練に参加した施設の案内員は、「具体的にどのように行動するか確認することができ、有意義な訓練でした。いざという時に自然と体が動くように、しっかりと手順を覚えたいと思います」と話していました。
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