更新日：2016年3月1日

竜神塚

真駒内南町1丁目の真駒内川河川敷地にある小祠内にある石像。
明治12年（1879年）、真駒内牧牛場で真駒内用水路を開削した当時、この辺は原始林におおわれ、真駒内川の蛇行点には大きな淵があり、蛇塚があったといわれる。明治の後半、平岸、豊平、上白石、白石にも水田が普及、この用水を利用する農家が水利組合を結成。この人々の間に竜神信仰があり、雨ごいの風習もあったという。大正4年（1915年）5月、蛇塚に竜神の碑と祠を建立し竜神塚として春の水開きと秋の水落としに例祭が行われていた。真駒内が住宅化されてきた昭和47年（1972年）、駒岡の吉川沢美が野ざらしになっていたものを引き取り、自宅の紅鱒養魚地の一角に移設。毎年6月に竜神祭りを行っていた。平成2年（1990年）8月に真駒内の有志発起人の手でゆかりの地に戻り、祠を新しく建立。「真駒内竜神塚をお守りする会」が発足、9月に竜神祭りを復活した。

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