9月16日(祝日)、丘珠神社(東区丘珠町183)秋季例大祭で、丘珠獅子舞が奉納されました。
「丘珠獅子舞」は明治25年、富山県からの移住者によって伝えられ、130年以上にもわたり、丘珠地区で受け継がれてきた伝統芸能です。昭和49年には札幌市無形文化財第1号に指定されています。現在は「丘珠獅子舞保存会」がその伝統を継承し、戦争中やコロナ禍を除いて、毎年丘珠神社の秋季御例祭で披露されています。
丘珠獅子舞は、獅子頭振り1人と胴幕の中7人で操る全長8メートルの「獅子(しし)」と、獅子を退治する役目の「獅子取り」、縦笛、横笛、太鼓の「囃子(はやし)」など総勢約20名で構成される大がかりな舞が特長で、それぞれの役目が息を合わせることが重要になります。獅子取りは地元の小学生から高校生までが担い、笛や太鼓の囃子(はやし)にあわせて様々な舞を繰り広げ、観客は大きな拍手を送っていました。