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地域の自主防災活動の中心となる防災リーダーの養成を目的に、厚別区は3月13日、令和6年度厚別区防災リーダー研修を厚別区民センター(厚別区厚別中央1条5丁目)で開催した。厚別区内町内会の防災を担当する人など43人が参加。地域における防災活動の重要性について知識を深めるとともに、負傷者の応急手当、防災資機材の取り扱い方法など、実際の災害現場で活用できる防災対策を体験した。
研修会の前半は、公益財団法人札幌市防災協会の千葉正志(ちば・まさし)氏が「地域における防災」をテーマに講演を行い、国内における地震災害の実態や札幌市における地震災害の想定の他、自助・共助及び自主防災活動の必要性などを伝えた。
後半は、札幌市防災協会や厚別消防署、厚別消防団の職員や団員が講師となり実技研修を実施。10~15人の3グループに分かれ、避難所における寝具やトイレなどの使用方法、要救助者の救出訓練や防災資機材の取り扱い訓練、三角巾の使用方法などの応急手当訓練を行い、災害時に対応できるよう繰り返し確認した。
研修に参加した男性は「今回の研修は、災害時にどう取り組まなければならないか考え直すきっかけになりました。今日学んだことを振り返り、地域の皆さんと一緒に災害への備えをしていきたいです」と話していた。
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