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12月21日10時から、札幌学院大学新札幌キャンパス(厚別区厚別中央1条5丁目)で「災害ボランティアセンター防災体験研修」が行われた。
この研修は、いつ起こるかわからない災害時に備え、大規模な自然災害発生時に設置・運営される「災害ボランティアセンター」の機能や災害に備えた防災の知識を学ぶことを目的に、厚別区ボランティア連絡会(会長:下山民江(しもやま・たみえ))、厚別区社会福祉協議会(会長:仲野勝廣(なかの・かつひろ))、札幌市ボランティア活動センターが実施したもの。
当日は、はじめに札幌市社会福祉協議会ボランティア活動センターの職員から、大規模な自然災害発生時に社会福祉協議会が中心となって被災者支援を行うために設置する災害ボランティアセンターの役割と機能についての講話があった。
次に、石狩思いやりの心届け隊の熊谷雅之(くまがい・まさゆき)氏から、災害の支援をした経験を踏まえた講話があり、その中で実際に今も能登地域でボランティアを続けている方の生の声をオンラインで聞く機会も設けられた。
続いて、札幌学院大学傾聴ボランティアサークルLis(リス)の会の藤田那大(ふじた・なお)さんと小松紗菜(こまつ・さな)さんから、災害に被災した方を心理面からサポートするための方策などの講話があった。
講話の後は、防災グッズを実際に手に取る体験会や、キッチンカーでの野外食体験を実施。研修に参加した方は提供されたおにぎりと豚汁を楽しみながら、「被災した方にとってこの温かい豚汁は、今の私よりもっとおいしく感じるはず。ボランティアの重要性を改めて認識した」と語りながら、いざ災害が発生した時に備え何をしておくべきか意見を交わしていた。
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