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9月6日9時30分から、ふれあい広場あつべつ(厚別区厚別中央2条5丁目)ほかで、「令和5年度札幌市総合防災訓練」が行われた。
この訓練は、大規模な地震災害の発生を想定し、災害に強いまちづくりを進めるため、地域住民や地元企業、防災関係機関などの連携強化や意識啓発を目的としたもの。今回の総合防災訓練では、石狩中部を震源とした震度7の札幌直下型地震が発生したと想定して行われた。
訓練には、防災関係機関や地域住民、近隣小学校の児童、大学生、専門学生のほか、会場近隣の民間企業など、44団体から総勢350人が参加した。
この日は胆振東部地震の発生から5年となる日で、地震被害者へ黙とうを捧げた後、ヘリコプターやはしご車による札幌学院大学屋上からの避難者救助訓練や、負傷者を重症度などに応じて優先順位をつけて分類するトリアージ訓練など、都市型災害の対応を目的とする10項目の訓練を実施した。
訓練後の市長講話では、秋元克広(あきもと・かつひろ)札幌市長が「災害時に迅速で的確な対応を行うためには、いかに日頃から自助や共助の備えを行っているかが重要です。今回の訓練で得た知識や技術などを、今後の備えに活用していただき、自分の命を守る。そして地域を守る。そのための取り組みを進めていきましょう」と参加者たちへ語った。
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