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更新日:2011年2月18日

2. 議事 2)運営を考える会について

・運営を考える会の目的と位置づけ

○山重(やましげ)氏

それでは、代表、副代表が決まりましたので、早速、きょうの議題に入っていきたいと思います。まず最初に、運営を考える会についてということで、お手元の資料で横長になっているものが二つあると思います。そのうち、表紙に清田地区センター運営を考える会と書いてある資料と次第をごらんください。

まず、運営を考える会の3ページ目をごらんいただきたいと思います。運営を考える会の目的と位置づけというところです。三つ書いてありまして、これは建設計画のワークショップのときから一貫しているのですが、今回の地区センターは、市民とともにつくる地区センターモデル事業ということで、建設計画、基本設計を通して、どういう施設にしていくかということを皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。もちろん、施設をつくる計画だけではなくて、むしろ運営の方がずっと長くかかわっていきますので、どんな運営をしていくのか、あるいは、どんな運営のルールをつくっていくのか、運営の基本的な考え方やルールについて、この運営を考える会で検討して決めていこうというのが第一の趣旨です。

2点目は、この会で運営のおおよその方針というか方向性を決めていくわけですが、先ほどご紹介した指定管理者、新しくできる地区センターの運営を実際に担当する指定管理者を決める際、後ほど詳しくご説明をさせていただきますが、かつては、公共団体とかいろいろな地域の団体の方々に限られていたのですけれども、指定管理者制度という新しい制度のもとでは、民間事業者の方も公共施設の運営に参加することができるようになりました。そういう意味では、指定管理者というのは、例えば、皆さん見学に行かれた方もいらっしゃると思いますが、はちけん地区センターも民間の事業者さんが指定管理者になりました。清田でも、公募をして、最終的に指定管理者がどこになるかということは、来年の夏過ぎから秋口にならないと決まらないのですが、指定管理者の方々を公募するときの条件、ここの施設はこういうような運営の考え方、あるいは、こういうようなルールで運営していきたいという地域としての考え方をこの会で検討して、募集要項に盛り込み、それをベースに公募をするというのが第1点です。

それから、3点目は、当然のことながら、指定管理者の方々が施設の運営管理をされるのですが、よくあるパターンとしては、実際の利用面や運営面は、地域の方々による運営協議会をつくって、実際に利用する方々が定期的にいろいろな会合を開いて、さまざまな問題点や課題などについて協議をし、指定管理者も交えていろいろな問題を解決していくということです。指定管理者に全部任せるのではなくて、住民の方々、利用者の方々も運営の場面でかかわりながら、いい施設として運営していくためにどういう仕組みにするのかということを考えます。この三つが大きな目的です。

そういう意味では、実際の運営の場面をいろいろとイメージしながら運営のルールを決めていくのがこの会の目的になります。建設計画というのは、決めて、設計して、工事に入れば割とそのままできるのですが、建設計画あるいは基本設計のときより増して、運営の場合は、その後も実際の運営上でいろいろと修正していくということもありますので、仕組みづくりも非常に大事になります。今までの流れを確認しますと、先ほど区長さんのお話にありましたけれども、平成16年度と平成17年度に建設計画のワークショップや公開講座を2年間にわたってご熱心にやっていただいて、そのまとめをしたのが建設ワークショップ構想案です。ここには、市長さんにも来ていただいて、皆さんからご発表いただいた内容がまとめられました。それを受けて、この10月まで建設検討委員会で基本設計案についてご検討をいただいて、基本設計案がまとまりましたので、今、建設検討委員会で固められた基本設計に基づいて実施設計が進められています。

一方、それと並行して、この運営を考える会が11月のきょうからスタートしまして、今のところ、来年の7月くらいまでに合計5回を予定しておりますけれども、その中で、先ほど申し上げたような内容も固めて、今の予定ですと、来年の8月くらいから指定管理者の募集を開始します。これは、かなり広く公募しますので、民間の事業者の方、あるいはNPOの方、さまざまな団体の方々も応募できます。その中で、最終的に平成20年1月くらいに指定管理者を決定することになるという予定です。

その間、来年の4月からは工事が本格的に始まって、平成20年4月に地区センターがオープンということで、おおむね1年5カ月くらい後にはオープンしますので、その間、運営を考える会が中心になって、オープン後のセンターの運営のあり方を考えていきます。それから、指定管理者の応募要項や募集要項に反映されて、そのなかで決定された指定管理者の方々と、運営を考える会のメンバーの方々との間で、運営の基本的なルールや考え方について、一種の受け渡しをするというような会議も考えております。今のところはまだ明確な予定はしておりませんが、そういった場面も出てくるのではないかと思います。今、おおよそのスケジュールとしては、このように考えております。

・運営を考える会の構成について

○山重氏

会の構成は、先ほどご紹介したとおりで、メンバーの方が15名、アドバイザーの方が5名、市関係部局職員が10名ということです。

・検討項目確認、スケジュール確認

○山重氏

全体のスケジュールですが、画面が見にくいので、お手元の資料を見ながらお聞きください。

1回目は、11月の今日です。そして、2回目は1月の中旬過ぎを予定しています。この中に、前に、はちけん地区センターに見学に行っていただいた方がいらっしゃると思いますけれども、あそこはもうオープンして運営がスタートしています。そして、同じように指定管理者が公募され民間事業者の方が管理者になりました。そういう意味で、できた施設が実際にオープンしてまだ1年たっていないのですが、1年目をどんな状態や状況で運営されたのかという運営面についてのお話をお聞きして、指定管理者になられた方や館を利用された方のお話を聞く機会を1月に設けたいと思っています。

もう一つ、非常に大事なことは、この会で募集するわけではないのですが、区の方としては、この間、実施設計のような作業が精力的に進められておりまして、大体12月から1月くらいの間に実施設計の作業の山場を迎えると聞いています。そういう意味では、運営を考える会の検討の一方で実施設計がかなり煮詰まっていく状態になります。それで、1月の2回目のときには、いろいろな運営面のお話を聞くのとあわせて、実施設計案についてまとまった内容のご確認をいただく予定です。

もう一つ、さらに大事なことは、今後、新しい地区センターの名称を広く区民の皆さんから、大体1月くらいの広報で募集する予定になっております。そして、応募があった名称をご検討いただいて、地域としての施設名称案を決めるのが第3回目です。第3回目では、第2回目にはちけんでいろいろお話を伺った内容をもとに、清田区地区センターの運営の考え方、これは、建設計画のワークショップのときから今までの会議の中で、多くのご意見を出していただいておりますし、それも含めて、事務局の方で検討すべき課題を整理した、たたき台をご用意したいと思います。それについても第3回目で議論していきたいと考えています。大体3月を予定しています。一方で、非常に大事なことですが、この施設の区民公募の名称案の内容が2月か3月までには出そろってきますので、それについて、この会議の場で皆さんにご報告して、区民からこういったような名称が来たということをお諮りして、この会議の中で地域としての名称案を決めます。ただ、公共施設なので、こういう名称にするというのは最終的には議会の議決が必要なのですけれども、地域としての名称案をこの会として一つに絞るということで、結構重責なのですが、3月に予定しています第3回目の会議のメインテーマになります。

○木村(きむら)氏

それは、愛称を考えるのですか。例えば、北海道総合体育センターはきたえーるとなっていますね。だから、清田区地区センター何とかというニックネームなのでしょうか。

○山重氏

正式名称ですね。ですから、例えば、何とか地区センターという名称です。

○高森(たかもり)市民部長

今、仮称で言っているのが清田区地区センターになりますが、そうではなくて、地域の名前でということになれば……。

○黒田(くろだ)氏

今、質問いいでしょうか。今度できるところが募集して別の名前というのはどうも合わないような気がするのです。今ある片方は区民センターでしょう。片方は地区センターでしょう。そうすると、こっちは区民センターで、こっちはすばらしい太陽の何とかというような名称になれば、全然合わないのではないでしょうか。そう思います。

○高森市民部長

区民センターは各区一館ですので、一応、清田区民センターとか豊平区民センターと各区の名称をつけているのですが、地区センターというのは、必ずしも各区一つとは限らない部分があるものですから……。

○黒田氏

例えば、地区センターが四つあるでしょう。市民から募集しないで決めている地区センターが四つありますね。

○山田(やまだ)地域振興課地域活動担当係長

全部で23館あります。

○黒田氏

今は、清田の話をしているのですよ。仮に、今、新しくできたところは新しく市民から募集して、新しくすばらしいものをやって、片方の平岡区民センターは……。

○山田地域振興課地域活動担当係長

今、清田は地区センターが一つですね。清田で地区センターをつくるのは、今回が初めてです。

○黒田氏

ですから、区民センターがあって、今度はすばらしい名前のものと一緒になるのでしょう。

○久保地域振興課長

地区センターが今回できるので、清田の中に地区センターは一館です。

○木村氏

愛称だけということではなくて、正式名ということだね。

○山重氏

今までは仮称ということで清田区地区センターでしたが、そういうものを正式名称として、愛称を、先ほどおっしゃっていた「きたえーる」とか……。

○木村氏

「なごめーる」とかね……。

○山重氏

そういう愛称を区民に公募して決めるということもありますが、一応、正式名称も合わせて、正式名称は最終的に議決しなければいけません。

○木村氏

わかりました。

○小川(おがわ)氏

それを見ますと、ほとんど地区名が出ていますね。

○山重氏

今までは、全部、何とか地区センターです。

○小川氏

新琴似、新川地区センターとか、非常に長いのです。

○山重氏

素直にいけば、清田地区センターですね。

○木村氏

公募というからには、愛称までかなと思ったのです。

○鍋谷(なべや)氏

そういうことではなくて、つくる段階で地域がかかわっていたという意味で、みんなの意識を高める意味で名前を公募しようという意味もあるのだと思います。だから、他施設の名称と大差が出るということとは違う次元で考えていった方がいいのではないかと思います。

○黒田氏

すばらしい名前を……。

○木村氏

ワークショップで地区センターをつくったのも初めてだから、正式名の後にちょっと何かつけるというのもいいアイデアかもしれません。

○山重氏

そういう意味では、札幌市で初めてだと思います。

○木村氏

こういう建設の仕方はね。

○山重氏

今回の地区センターは、そもそも市民とともにつくる地区センターモデル事業ですから、名前まで区民の意見を聞いて決めましょうということです。公募はします。出てきたものを見て……。

○黒田氏

それで、選ぶのはここだろう。

○山重氏

選ぶのはここです。

○黒田氏

それは大変だって。出す方は勝手に出すかもしれないけれども、選ぶのは大変だよ。

○山重氏

それを3月に実施しますので、皆さん、体調を整えておいてください。この回だけ欠席するということはないようにお願いします。それで、ここで年度が終わるのですけれども、この会は年度を超えても続きまして、4月くらいから本格的に工事が入ります。工事が進みつつですが、第4回を5月くらいに予定しております。ここでは、指定管理者の募集が大体8月くらいから始まる予定ですから、指定管理者の応募要項に盛り込む条件といいますか、この会で考える運営の基本的な考え方、例えば開館時間は何時から何時までにするだとか、料金の考え方とか、運営面での基本的な条件をおおよそ整理して、一回ここで素案としてまとめたいと思います。

そこで、実際の指定管理者の募集を担当する行政の方と調整して、募集要項案を一回つくります。それに基づいて、募集要項あるいは募集要件がこういう内容でいいかということをご確認いただくのが7月です。そこで運営の基本的な考え方をまとめます。そしてもう一つは、備品についてです。建築の方でカバーする部分と、建築ではなくて、後で備品として購入するものがいろいろと出てきます。例えば、いすやテーブルの類とか、備品についてもいろいろ整理をする担当部局と検討していただいています。一から検討していただくのも大変なので、大体このような感じでいいだろうという中で、欠けているものはないか、余計なものはないかということもチェックをしていただきたいと考えています。

もう一つ大事なことは、オープン以降、運営管理は指定管理者の方が行うのですが、地域住民の方々や実際に利用する方が運営にどういう仕組みでかかわっていくかということも7月の第5回目のときにまとめていただこうと思います。以降は、指定管理者が募集されて、工事が順調に進んでいって、大体平成20年1月くらいに指定管理者が決まり、工事もそのころに終わる見通しです。

このころに、先ほど申し上げましたが、運営を考える会の皆さんと選定された指定管理者との間の打ち合わせ会を行います。いわば、この会で議論してきたのはこういうことなので、指定管理者の方もそれを十分理解した上で運営に入っていただくということと、それ以降、オープン後のお互いの協力関係なども確認するという作業を、再来年の1月くらいに予定しています。その後、3月に引渡しがあって、4月にオープニングです。この間は、ここに書いてありますが、オープニングイベントをどうするのか。その段取りは区の方とやると思いますが、皆さんにもいろいろご相談をする機会が出てくると思います。そういうことで、かなり内容を含んでいますので、もしかしたら5回で済まないかもしれませんが、できるだけ5回で済ませるようにします。結構深い内容が入っていますので、余り重たく考えずにいかないと、気が重くなるので、よろしくお願いします。続いて、主な検討課題ですが、資料をごらんいただきたいと思います。今ご説明したとおりですが、施設の利用イメージは、今までも検討していただいたように、各室をどのように利用するか。例えば、多目的室をどういう範囲まで利用するというふうに考えるか。部屋の構造もありますので、いろいろ制約があるのですが、あるいは、2階の集会室や屋上の多目的広場、これはワークショップの中で議論していただいて意見を出されたこともありますので、それを素材にしながら、各室をどんなふうに使っていくのかという大体の守備範囲ですね、この施設を使う範囲を定めていくということがまず一つあります。

それから、運営については、指定管理者制度の仕組みとか、住民がどのように参加していくかということです。それから、利用ルールです。例えば、開館時間を何時から何時までにするか、料金、予約の仕組み、そういうさまざまな利用に伴うルールづくりです。それから、今回はフリースペースというものがふんだんに盛り込まれていますけれども、そこの利用ニーズですね。あとは、喫茶コーナー、物販、飲酒、喫煙、営利活動をどういう範囲まで認めるか。例えば、日ごろのサークル活動されている方の活動をPRするために出版される本をセミナーの中で販売してもいいのか悪いのか。あるいは、本当に民間の企業の方が自分の会社の営業活動のために使うことを認めるのか認めないのか。もちろん、公共施設ならではの制約もありますので、それを基本として、どういう範囲まで認めていくのかというルールも定める必要があります。それから、施設をできるだけ多くの人に利用してもらうための広報をどうしていくか。名称案については先ほど申し上げましたとおりです。

もう一つは、交通アクセスについてです。ワークショップのときから、この施設の利用しやすさを図るためにバスの利用をうまくできないだろうかというご意見が出ていました。これについても、今、区の方でもご検討いただいている状況ですけれども、そう簡単にバス路線を引くわけにはいかない面もあるのですが、バス事業者さんや関係のところとどんなふうにやっていくと車を利用しない方でも利用しやすいかということも、この場で検討していただければと思います。

進め方も説明したとおりです。1回目、2回目、3回目、4回目、5回目も説明したとおりです。途中で1回、19年4月ですから来年の春の3回目くらいまで開催したところで、いつものように区民の皆さんにお配りする検討の経過をまとめたニュースレターを発行し、あわせて運営についてのご意見もあわせて募集しようと思います。それから、7月くらいまでに、一応、検討のまとめができたところで、もう一回、ニュースレターを発行し、会で検討した内容を広く区民の方にお知らせするということになります。

・ワークショップ、建設検討委員会の振り返り

○山重氏

建設検討委員会の振り返りの資料もございますが、ここにいる皆様は委員会に参加されておりましたので、特にご説明はしません。とりあえず、私の方からの説明は以上でございます。ご質問、ご意見はございますか。名称の話はわかりましたか。

○黒田氏

今の考える会と、今後、運営委員会的なものはつくるのでしょうか。それともつくらないのでしょうか。

○山重氏

先ほど申し上げた運営の仕組みというところで、運営管理は指定管理者が行いますけれども、運営委員会や運営協議会というものをつくるかということも、この場で議論していただければと思います。会をつくる場合には、どういう人たちで構成するかとか、どういうようにやっていくかということもご議論いただきたいと思います。

○黒田氏

今の話を聞くと、室内料金の問題とか、でしょう。そうすると、今度、指定管理者制度を認めて、そういうものを認めた上で、その人が実施する上で必要なものは全部ここでやるということになるわけでしょう。

○山重氏

一応、基本的な施設の運営のあり方については、この場で議論した内容を指定管理者の募集要項に盛り込むというように考えています。ただ、非常に細かいところまでは募集要項に盛り込みませんので、基本的なところだけです。

○小山内(おさない)氏

結局、住民の意見を聞くというのはすごく大切なことであって、今まで3年間にわたって、箱物をつくるときに、こういうすばらしい形で住民の意見が結集して、住民が納得するようなものができるわけですね。今まで、我々が考えていたことを、いろいろな条件をクリアしてやってもらっていたのですが、今後は運営の問題なのです。ハード面は結構簡単なのですよ。というのは変な話ですが、問題は、それをいかに運用していくかというソフト面が一番問題になります。

住民の意見を聞くことは大切なのですが、それに対して、きちっとした答えを、いろいろな方々から多種多様な注文があるはずですから、そういう方々に対して、いろいろ意見を集めたけれども、その中でこういうふうにしました、ああいうふうにしました。例えば名前のこともそうですが、皆さんがある程度まで納得できるような、納得するしないは相手の方ですけれども、提案者側として、ある程度までの根拠を持った説明の仕方をしないと、何というか、中途半端になると、区民の要望を聞く聞くと言っても、かえって聞かない方がいい場合もあります。

それから、大体、今はこういうふうに考えていますという案を出して、それに対して補足するという意味で、ここはこうやった方がいいと思うというような意見の求め方はいいのですが、ただ漠然とぼんと投げてしまうのはどうかと思います。

私も、由仁というところで、駅前開発のことで準備室にいたことがありました。準備室といっても、メンバーは当時の福祉課長と私だけだったのですが、その中でいろいろやってきたのですが、名称について、皆様から募集した中で、健康元気づくり館というふうに決めたわけです。その中には、ショートステイなどをする施設もありますので、どういう名前にするかということで、募集しました。そうすると、しらかばとか、北の星とか、いろいろ出てくるのです。たくさん出てきたのですけれども、その中でどれにするか、納得させる方法は何だということになったのですね。それで、全道のそういう施設はどういう名前をつけているのか、洗い出せるだけ出してみようということで、並べたのです。そうすると、ダブるようなところもあって、案外似ているのですね。私どもは、よそにないものにしようと考えたのです。

最終的に、「ほほえみ」というのがあったから、健康づくり館なのだから「ほほえみ」という施設の名前を使おうということで判断して決定したのです。例えば、今のことでも、正式名称は清田区地区センターでいいと思うのですが、愛称的に、どこどこに行こうと言う場合の愛称ですね。正式名称は清田区地区センターですが、愛称を求めますという出し方にするのか。全くオープンにしてしまって、ここの名前を皆さんで考えてくださいということになったときに、やはり収拾がつかないことが起きると思います。そういうつまらないことで、今までやってきた努力が、行政にしても、ノーザンクロスにしても、我々の方にしても、努力してきたものが荒らされるようなことではうまくないので、そこら辺はじっくり考えていただきたいと思います。やはり相手を納得させるようなものですね。もらうのはいいのですが、もらった相手に対してきちんと対応、検討ができるような準備をしっかり考えてやらないと、何でもかんでもいいというものではないと思うのです。

ですから、ある程度まではこちらの方で先導しないといけない場合もあると思うのです。特に運営というのはお金がかかる問題ですが、お金はかからない方がいいわけだから、そこもただにしろ、あそこもただにしろという話になると思うのです。

○高森市民部長

今、小山内代表からいろいろご意見がございましたが、もちろん、すべて白紙でお願いしますということではありません。地区センターにつきましては、区民センター条例という条例の中でいろいろなことが決められております。したがって、お手元の資料にも条例案を入れていますので、後でお読みいただければと思いますが、料金についても、全部ただにとか、免除するとかいうことは一切できないことになっております。したがって、後からもご説明しますが、利用料金制度という制度を使っていくのか、それとも、今までの区民センターないし地区センターと同じ料金制度でいくのか、狭いながらも、そういった選択の幅の中でどういった方法がいいのかということはご検討していただけると思います。それぞれご検討いただく項目については、事務局側である程度の原案なりをつくった上で、そこにいろいろなご意見をいただくというやり方でやっていきたいと思います。それから、名称の関係についても、募集するに当たっては、正式名称なのか、愛称なのか、その辺はきちんとした上で募集したいと思いますし、当然、現在の地区センターはこういう名称ですよということをお知らせしながら募集する必要があると思います。最終的に決定するに当たっても、今、地区センターはどういう名称なのか、そういったものを資料として提案しながら、そんな中で決めていくということは必要になってくると思いますので、そういったデータなり資料なりは、当然議論していただくときに、事務局側から参考資料としてお渡しをいたしたいと思っています。すべてを運営を考える会で考えていただきたいというような丸投げはしないつもりでおりますので、そういった面を注意しながらやっていきたいと思っております。

○山重氏

今回、区民の方々に名称を募集するに当たっても、建設検討ワークショップでも議論したこの施設の基本的な考え方がありますね。それで、施設の内容を絞り込んできていますので、この施設はどういう施設として考えてきたのかというのは、今までも何度か出たところです。名称の募集のときも、どういうことを大事にしてこの施設が計画してきたのかということを伝えた上で名称をお考えいただくような形で公募したいと思っています。もちろん、どういうものが実際に出てくるかということによりますが、募集の仕方はかなりきちんとした形で、会長がご心配されるような、何でもいいからということにはしないように配慮したいと思います。あと、全体の進め方、その他についていかがでしょうか。

○木村氏

この運営を考える会は来年7月まで5回あって、オープンの年の新年、20年の1月には、運営を考える会と指定管理者の打ち合わせと書いてあります。これが終わったら、すぐに指定管理者にお任せする、規約どおりにやってもらうということではなくて、指定業者も入ってもらった時代の流れというか、そのときの状況によって中身が変わるということもあると思います。利用の状況からいって、もう少しふやすためにはどうしたらいいかとかね。これは、常にランニングを考えなければならないので、先ほど言っていましたが、運営協議会とか何とかというところに、もちろん小山内さんとか横江さんとか地元の人たちに入ってもらって、そして、月1回くらいの会議をやってもらうと。運営協議会というものがあって、そこに指定管理者に入ってもらうと。そして、地域住民が何人かアドバイザーのような形で入ってもらって、月1回は多いかもしれないので、年に何回か会議をしてもらって、常に住民の要望が、指定管理者は地元の人ではないかもしれず、わからないこともあると思うので、目安箱などでアンケートをとっても、それがどういうことなのかよくわからない場合もあります。そのときには、地元の人が運営協議会に入っていると、説明もしやすいし、決定もしやすいです。ですから、地元の人を入れた運営協議会があって、そこに指定管理者がいる、実際の作業をやってもらうという形がいいのではないかと思います。

○山重氏

私も、個人的にはそういう方法が一番望ましいかなと思っています。それはいろいろなケースがありますので、実際にそれをご検討いただく際に、住民の方々と指定管理者というシステムで行うか、どういう形でやっていくかといういろいろなケースもご紹介して、いろいろ検討していただこうかなと思っています。

○木村氏

地域バランスよく参加されるといいですね。

○山重氏

そういう地域の代表的な立場の方がご参加いただく場面と、場合によっては利用者の方々ですね。主に中心的な利用者の方々と指定管理者と、割とフランクにいろいろなことを話し合うような場もあった方がいい場面もあるかもしれません。そういうことも少し組み合わせていく必要があると思います。

○木村氏

その中には、もちろん行政も入らなければいけませんね。

○山重氏

もちろんそうですね。

○小山内氏

今のは後々の問題でしょう。後々の問題は、また話す機会が出てくるだろうと思います。今はその場ではないと思うから余り話はしませんが、運営委員会という我々素人がある程度まで牛耳るというのは、やはり責任問題もあるし、大変だと思います。指定管理者がきちんと核になって、そこで行政がちゃんと目を光らせていなければならないわけでしょう。それに対して、二つの組織だけでやることになれば、時には住民の意向を無視した形になるかもしれません。そのときに、我々が運用をあれするということではなくて、ここは問題だからこうしてくださいと言うくらいだと思います。我々が直接タッチしていくと、企業ですから、赤字を出してまでいろいろなことに責任を持てないのです。その辺は、またそういう場があると思うから、そのときにまた検討するとして、それ以前の段階の話をしようということです。話が先に行きすぎないような形で進めていただきたいと思います。

○横江(よこえ)氏

非常に大事なことなので、それは、指定管理者が決まったときに、指定管理者の方でどういう形のものをつくっていくかということは当然考えると思います。実際に、札幌市のエルプラザの場合は、札幌市青少年女性活動協会がやっていますが、そこは委員を選んで、年に何回か運営協議会を行っているのです。委員さんは10名いまして、私も関与しています。そういう形で、管理者の方が、一般公募も含めて選考してやっている形のものと、住民側がこちら独自のものを組織する形のもの、あるいは、行政が主導でやるような形のもの、いろいろなことが考えられると思います。今後、多様な方向性を含めて、総合管理、あるいは利用効果が高められるようなことができていけばいいのではないかと思います。そうなるように、5回ですけれども、事前の段階で一つ一つアイデアを盛り込んでいければいいなと思っています。

○山重氏

住民の方が実際に運営にかかわってきた場合のかかわり方の度合いや、かかわり方の方法にもいろいろな形態があります。その辺は、幾つかの事例をご紹介します。私が直接関与したケースは、運営検討委員会の方たちが、NPO法人をつくって、指定管理者になったというケースがあります。

○木村氏

一番難しいケースですね。

○山重氏

大変です。とても大変です。アドバイザーもとても大変です。それは、4年くらいかけたのです。もちろん、収支計画もこういうメンバーで検討して、最後はNPO法人をつくってやったケースが、関与の度合いとしては一番大きいと思います。

○木村氏

理想的だよね。

○山重氏

理想的なのですけれども、だれが代表になるのかから始まって……。

○黒田氏

その話ですが、さっきから市民を対象にするとか、区民を対象にするとか、募集するとか、盛んに言うけれども、そういうふうに言った方がいいような感じがするけれども、さっき部長が、私が質問したときに、地区センターは一本だと盛んに言ったけれども、やはり行政がある程度責任を負わなければならない、私は昔の人間だから、もっと行政が主導すべきだと思う。昔と今は違うからしょうがないけれどもね。一番最初にこれを開いたときに、平米が何だ、予算が何だと出たのです。それはやめようといってやめたのだけれども、結果的には市の予算とか平米とかと関係を持つのですよ。だから、今度の場合も、市民募集しますということで、部長はああいうふうにしますと言ったけれども、ある程度行政が責任を持って絞らないとまとまっていかないのです。率直に言って、私はそう思っています。だから、市民募集しますといってやっても、ここの15人で責任を負うというのは、とてもじゃないけれども、負えるものではないですよ。

○山重氏

基本的に、地区センターは公共の施設なので、最終的な責任は行政が持ちます。皆さんで全部の責任を負担しなさいということを言っているわけではありません。

○藤木(ふじき)氏

指定管理者制度という制度について、観念的にはわかるのですけれども、もう少し細かく、この内容について説明をしていただきたいと思います。

○山重氏

ちょうどその時間に移ろうかなと思っていました。ありがとうございます。

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