全身の筋肉を使って転倒しにくい体づくりを～北白石連合町内会ノルディックウオーキング教室

8月27日（火曜日）10時から、北郷瑞穂会館（白石区北郷8条9丁目）で、ノルディックウオーキング教室が開催され、地域住民ら39人が参加しました。
このイベントは、地域住民の体力の向上を目的として、北白石連合町内会（村田忠一会長）厚生部が主催したもの。さぽーとほっと基金を活用し、リレハンメルオリンピック金メダリストの阿部雅司さんを講師として招きました。
開始に先立ち、主催者である北白石連合町内会の東正則厚生部長から「本日は、高齢の皆さんの参加が多いため、ノルディックウオーキングの動作を覚えて、特に冬季の転倒防止に役立ててもらいたい」とのあいさつがありました。
続けて行われた阿部雅司さんによる講義では「通常歩行する際には、全身の筋肉の60％を使いますが、ノルディックのポールを使用して正しいフォームで歩行すると、全身の筋肉の90％を使うことができます。またポールを使うことにより四足歩行となるため、膝や腰に負担を掛けずに歩行することができるようになります」とノルディックウオーキングの効果についての解説があり、「ポールを杖だと思ってしまうと正しい歩行ができないので、今日はぜひ正しいフォームを覚えてくださいね」との説明に、参加者は熱心に聞き入っていました。
阿部さんの講義と合わせて、アウトドア用品などを専門に取り扱う秀岳荘白石店の外崎裕子さんから用具の種類や特徴などの説明もあり、参加者からはポールの選び方などについて多くの質問が寄せられました。
この日はあいにくの雨模様だったため、講義後は室内で基本動作のレクチャーや歩行練習を行っていましたが、ひととおり練習が終わった時点で、雨がやみ青空が広がったため、急遽、会場に隣接する北郷公園で、実際にノルディックポールを使用して一周ウオーキングをすることになりました。阿部さんからは「ウオーキングの時はぜひ笑顔で」との声かけもあり、思いがけず屋外でウオーキングを楽しむ機会を得た参加者の表情は明るく、笑い声があふれていました。
この日、イベントに応援に来ていた白石区役所保健福祉課の清水智代保健師は、「地域で積極的に健康づくりイベントを企画して素晴らしい。このような取り組みを区役所としても積極的に応援していきたい」と話していました。