地域の防災対応力向上～令和5年度白石区防災訓練を実施

8月31日、午後1時30分から白石小学校（白石区本通1丁目北）で「令和5年度白石区防災訓練」が行われ、地域住民や白石小学校4年生児童など約170人が参加しました。
これは、住民一人一人の防災意識や防災に関する知識の向上を目的として、さまざまな訓練を通じて災害時の対処方法を地域住民に学んでもらおうと白石区（高橋淳白石区長）と白石消防署（橋本三茂署長）が中心となり実施したものです。
この日は白石区災害防止協力会などの協力の下、14項目の訓練や展示を実施しました。
開会式に引き続き、参加者全員で災害時の安全確保行動を身につけるシェイクアウト訓練を実施しました。その後各グループに分かれ、展示や訓練を体験しました。
多目的室では、火災等で煙が発生している際の避難方法を学べる「AR煙体験訓練」を実施しました。参加者は、現実の風景と煙の映像が合わせて映し出されるゴーグルを付け、画面の中に出てくる煙を避けて身をかがめながら避難する練習を行っていました。
体育館では、「救命・AED講習」や「ペット関連展示」、「避難所開設訓練」の3つの項目を実施。避難所開設訓練では参加者が実際に寝袋を使用したり、協力して段ボールベッドの組み立てを行うなど、避難所での生活をイメージしていました。
グラウンドでは、「消火訓練」や「防災資機材使用訓練」のほか、災害時に使用される自衛隊車両や装備品、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の「発災対応型自動販売機」などの防災展示など9つの訓練、展示が行われました。「災害時給水訓練」では、災害時に実際に使用する水袋を配布して持ち帰る水の重さを体験でき、児童は積極的に参加していました。