札幌市民防災センターがリニューアルオープン

札幌市民防災センター（白石区南郷通6丁目北）がリニューアルし、4月20日にグランドオープンしました。
2003年3月の開館から20年目の節目に実施された今回のリニューアルでは「防火・防災について楽しく学べる場を創る」といったコンセプトのもと、主にソフト面の充実・強化が図られています。
具体的には、地域や団体等に対し防火・防災・減災活動に関する助言を行う「防火・防災コンシェルジュ」が開始となりました。また、北海道胆振東部地震といった過去に発生した災害の記録映像や資料を館内やインターネット上で公開する「災害記録ライブラリ」、個人の防災行動計画の作成支援を行う「防災行動計画（マイタイムライン）作成支援」等のサービスも今後開始される予定です。
設備面では「消火体験コーナー」がプロジェクションマッピングを活用した消火体験ができるようにリニューアルされたほか、様々な災害に関する知識を多言語で学べる「学習コーナー」が新設されました。
この日午前に行われたリニューアルオープンを祝う式典では、秋元克広札幌市長が「市民の皆さまには新しくなった防災センターで防災について学んでいただき、学んだ内容を地域における自主防災活動の強化につなげていただければと思います」とあいさつ。札幌市消防局公式キャラクター「かさいまもり」も登場し、リニューアルオープンを祝いました。
式典終了後、参加者は新しくなったコーナーやサービスなどを実際に体験。消火体験コーナーを利用した参加者からは「火災がリアルに再現されているのでびっくりした。とてもよい訓練になると思う」と話し、防火・防災への意識を新たにしていました。また、リニューアルオープンに合わせて車両展示なども行われ、多くの親子連れで賑わっていました。