84
札幌市北区あいの里4条2丁目
この石像は、寺子屋に通う村の子どもの安全を願い、明治28年(1895年)に建てられたと言われています。 右手に錫杖、左手には煩悩悪霊を打ち砕く金剛杵を持つ山岳信仰の開祖といわれる役行者をかたどっています。 仙人姿の庚申塚は極めて珍しく、民俗学上も貴重なものと言われています。 台座に刻まれている「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿は、何事も慎み深くあらねばならないという庚申信仰の教えを表しています。