ホーム > まちづくり・地域の活動 > まちづくりセンター > 屯田まちづくりセンター > 私たちの暮らしを支える統計調査~屯田地区で活躍する統計調査員の取り組み~
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―札幌市の人口は、令和4年12月1日現在、1,972,202人であり、このうち北区の人口は289,503人です(国勢調査ベース)―
例えば、このような人口に関する統計情報などは、私たちの暮らしや経済活動をさまざまな側面から支えています。そして、国が行う統計調査で重要な役割を担っているのが統計調査員であり、この皆さんによって地域ごとに組織されているのが統計調査員協議会です。
屯田地区には18名の会員がおり、国勢調査、住宅・土地統計調査、経済センサス、就業構造基本調査などの各種統計調査が行われるたびに統計調査員として任命され、調査対象の方々を訪問して、説明資料や調査票の配布などに奔走します。屯田地区統計調査員協議会の会長である宮崎俊昭さんは、「私は町内会の役員をしていた縁で、約15年前から統計調査員として活動しています。各種統計調査によって集められた情報が、国や自治体の政策の基礎資料になるとともに、さまざまな企業・団体等の活動に生かされていることにやりがいと責任感を感じます」と話してくれました。
この屯田地区統計調査員協議会では、定期的に研修会を開催し、会員の資質向上と親睦交流を図っています。令和4年12月に開催した研修会では、札幌市立大学の丸山洋平先生をお招きし、各種統計の数字を正しく理解するための講義を拝聴しました。具体的には、家電製品のユーザー満足度の結果についてアンケート内容をもとに数字の裏側を推測したほか、インターネットの検索数の多い駅を「人気駅」「住みやすい街」としてランキングしている事例や、アンケートの公表数字に誇張や事実との相違が見られる事例を検証するなど、今回は「暮らしに身近な統計」をテーマに研修が行われました。
研修会に参加した前会長の西野目郁子さんは、「今はインターネットなどでだれでも統計情報を発信できますが、不正確な情報には気をつけたいと思います。また、屯田地区統計調査員協議会では、ゲームやビンゴなどで会員相互の親睦交流を深めることも大切にしています。今回の研修会でも皆さんの笑顔が見られ、組織としての結束力もさらに高まったように思います」と話しました。
社会の情報化・デジタル化が進む中で各種統計の重要性がますます高まっています。このような中で統計調査員の皆さんは、国が行う統計調査の際に地域の最前線で活躍しています。屯田地区統計調査員協議会では、今後の調査に向けて新規会員を随時募集していますので、屯田地区にお住まいで活動に関心のある方は屯田まちづくりセンターまでお問い合わせください。
出典:総務省統計局ホームページ 国勢調査100年のあゆみ
https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/ayumi/
研修会で挨拶する屯田地区統計調査員協議会の宮崎会長
研修会では現代社会にあふれる統計情報を読み解くポイントを学びました(写真は講義資料の一部)
国勢調査100年を記念して総務省が作成した冊子。インターネット上で公開しており、国勢調査の歴史を軽快な調子でわかりやすく伝えています
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