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ホーム > まちづくり・地域の活動 > 屯田まちづくりセンター > 屯田地区の住みよいまちづくりに向けた熱意と行動力~地域の各種団体の皆さんが団結~

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更新日:2022年9月30日

屯田地区の住みよいまちづくりに向けた熱意と行動力~地域の各種団体の皆さんが団結~

屯田公園の様子

広々として開放感のある屯田公園。屯田地区の魅力スポットですが、夜間にはある問題がありました

屯田地区で随一の広さを誇る屯田公園(屯田86丁目)。平日・休日とも多くの親子連れが遊具や芝生広場で遊んでおり、長年にわたり屯田地区の皆さんに親しまれています。この公園において、今年は地域の各種団体の皆さんが住みよいまちづくりのために団結しました。


発端は夜間の屯田公園に集まる青少年による騒音問題でした。夜間の公園には、ベンチで談笑する中学生・高校生をはじめ、深夜の駐車場でバイクのエンジン音を響かせるグループなどが訪れます。昨年以降、たびたび近隣住民の方々が警察に通報しており、北警察署では巡回を重ねてきたほか、近くの屯田北自治会の役員の方々も自主的に夜間のパトロールを続け、今も青少年への声かけを行っているところです。


この問題を屯田地区全体で協議しようと8月に地域の各種団体による会議を開催(屯田地区コミュニティネットワーク会議「安全安心まちづくり委員会」)。参加した北警察署や各中学校・高校から、青少年の現状について報告を受け、町内会や防犯関係の各種団体で情報交換を行いました。そして、この会議の3時間後、屯田防犯パトロール隊(通称:とんぼ隊)の皆さんが青色回転灯を装着した車両で夜の20時すぎに屯田公園に集結。屯田地区の課題解決に向けて、会議が終わってすぐに動き出したのでした。


暗闇の屯田公園では、組織的な対応を示すために数人で青色誘導灯と懐中電灯を手に携えて公園内をパトロール。ベンチで談笑する中学生・高校生に声をかけて早めの帰宅を促し、さらに、ポイ捨てされたペットボトルやたばこの吸い殻などを拾います。1回のパトロールで回収するごみの量は40リットルのごみ袋が一杯になるほどです。屯田防犯パトロール隊の皆さんは、その後の1週間を集中対応期間と位置づけ、7日間連続で夜間の公園パトロールを実施。その後は、毎週月曜日と土曜日に公園パトロールを行ってきました。


そして、9月以降、活動の輪はさらに広がり、屯田地区防犯協会の皆さんも毎週土曜日の夜間に公園パトロールに参加しています。会長の工藤英紀さんは、「青色誘導灯を手に携え複数人で対応しているため、素直に応じる青少年が多く、公園パトロールに一定の効果があるように感じます。一方、ポイ捨てされるごみの量が一向に減らないことが悲しい」と話します。


屯田防犯パトロール隊の隊長である松井敦利さんは、「地域のボランティアではパトロール活動にも限界がありますが、『地域の大人たちが見ているよ』という姿勢をこれからも青少年に示していきたいと思います。また、屯田公園は北区の中でも人気のある公園なので、地域・行政が協力し合いながらごみのポイ捨てのない公園にしていきたい」と話してくれました。


地域活動がもともと盛んな屯田地区ですが、8月の会議終了後、その日のうちに対応された皆さんの熱意と行動力には心から敬意を表します。屯田地区の魅力スポットの一つである屯田公園。そこでは青少年の健全育成と環境美化のために立ち上がった方々による地道な努力が続けられています。

会議風景

8月下旬に開催された会議の様子

夜の公園パトロールの様子

9月上旬の土曜日の公園パトロールに集結した皆さん

公園で回収したごみ

9月下旬の土曜日。この日もたくさんのごみに思わずため息が・・・

このページについてのお問い合わせ

札幌市北区市民部屯田まちづくりセンター

〒002-0855 札幌市北区屯田5条6丁目3-21(屯田地区センター内)

電話番号:011-772-1260

ファクス番号:011-772-1496