ホーム > 広報さっぽろ東区民のページ > 広報さっぽろ東区版2月号「今こそ選びたい!エシカル×スイーツ」
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バレンタインデーやホワイトデーシーズン、贈り物や自分へのご褒美に、ちょっと特別なスイーツを買ってみたい、そんなあなた。今年は人や社会、環境に配慮する「エシカル消費」を意識して、スイーツを選んでみてはいかがでしょうか。今月は障がいのある方が利用する施設で作られている「エシカル」なスイーツをご紹介。「エシカル消費」のポイントもお伝えします。
エシカル消費とは、人や社会、地域、環境に配慮して商品やサービスを消費すること。
一見難しい言葉ですが、地域で生産された商品を買う、マイバッグを持参するなど、多くの皆さんが日常的にしている行動もエシカル消費。身近なところで、気軽にできる心掛けです。
エシカル消費の具体例には、以下のようなものがあります。
※エシカル(ethical)=倫理的な、道徳的に正しい
商品が手元に届くまでに関わる人たちのことや、売り上げがどのように使われているかに思いを巡らせて商品を選ぶことで、多くの人の生活の質の向上などにつながります。
※フェアトレード…伝統的な手工芸品や農産物を公正な価格で取引することで、開発途上国の生産者や労働者の経済的・社会的な自立を支援する取り組み。
地元のものを買ったり、地元のお店で買い物をしたりすることで、住んでいる地域の活性化につながります。商品を購入することで、その地域の人や文化、伝統を応援することもできます。
大量生産・大量消費・大量廃棄は、地球温暖化や環境汚染、資源の減少などにつながります。より良い未来のために、日々の暮らしから、「もったいない」の意識を大切にしていきましょう。
エシカル消費を実践する方法は、たくさんあります。障がいのある方が利用する施設などで作っているものを買うことも、その一つ。商品を買うことで、働く人の応援につながります。
光ファクトリーでは、主に精神障がいのある20~60代までの約20人の利用者が、菓子の製造、販売、箱折りや梱包などに携わっています。施設長の下澤彩野さんに、やりがいや働くことの意義について、お話を聞きました。
地下鉄東豊線元町駅から徒歩数分のところにある製造室には、働く利用者がお客さんと接し、買っていく様子を見ることができるようにと、店舗が併設されています。自分が作る商品の在庫が減っているのを見て、「また頑張って作ろうかな」と話す利用者もいるそう。
売れ行きや受注状況を働く人に伝えること、「安心して失敗できるような声掛けをすること」を大切に、働きやすく、やりがいのある職場づくりを心掛けているといいます。
バレンタインに特におすすめなのがガトーショコラ。
バレンタインデーの時期には、専用のラッピングや、お菓子の詰め合わせも登場する予定。
働く人の中には、家にこもりがちだった方もいますが、仕事に通うことで気持ちを外に向け、うまく切り替えられるようになるといいます。周囲から「働いて頑張っているね」と言われて自信が持てたり、外で働くことで家族との会話のきっかけが生まれたりすることも。働き始めて「笑えるようになった方、笑顔でいる時間が長くなった方もいます」と下澤さんは話します。
光ファクトリーの製造室
札幌黄はるゆたか食パン
東区名産の玉ネギ「札幌黄」と道産小麦を使った食パンも販売。(姉妹店「パン工房ひかり」で製造)
タッピークッキー
東区のマスコットキャラクターのタッピーがデザインされたクッキーもあります!クッキーに描くデザインの原画も、利用者が作成しました。
この他、東区役所や札幌市役所の売店などで販売。東区民センターで開催するバザーで販売していることもあります。(2月は20日~22日に出店予定)
身体障がいや知的障がい、精神障がいのある利用者が、クッキーやパウンドケーキなどのお菓子の製造、木工品、手芸品の制作などをしています。
クッキーを製造している様子。
手作りのクッキーは道産小麦Mドルチェを使用しています!
この他、東区民センターで開催するバザーなどで販売していることもあります。(2月は20日~22日に出店予定)
スイーツ選びでできるエシカル消費は、ほかにもあります。
例えば、地元のお菓子屋さんで買う、フェアトレードの商品を選ぶ、包装紙や紙袋は必要な分だけもらう…など。この機会にぜひ、できることから始めてみましょう!
市内でフェアトレードの商品を取り扱っているお店は、「さっぽろフェアトレードパンフレット」で紹介しています。札幌市のホームページ(「フェアトレードの推進」ページ)でご覧いただけます。
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