中央区まちづくり会議総会開催

3月12日（火曜日）午後1時30分から、札幌プリンスホテル国際館パミール（中央区南3西12）において「中央区まちづくり会議総会」が開催され、区内連合町内会役員の他、中央区災害防止協力会、中央消防署、中央消防団などの関係機関、中央区と「中央区まちづくりパートナー協定」を結ぶ北海道コカ・コーラボトリング株式会社および中央区役所関係者など約60人が参加しました。

この会議は、連合町内会をはじめ、区内で活動する各団体や行政機関が一体となって情報共有や意見交換を行い、区政に反映させていく場として平成22年から実施しているものです。今回は、地域における防災活動について情報共有が行われました。

この日は、まず、中央区市民部総務企画課長から、「令和5年度の防災活動結果報告と令和6年度の防災活動方針」について説明が行われました。令和5年度防災活動結果報告では、マンションにおける防災の取り組みや若い世代との交流にもつながる防災フェスティバルの開催など、地域における活動事例を紹介しました。また、令和6年度の防災活動方針として、地域との意見交換や地域で行う防災訓練等に対する支援の継続や、8月に札幌市立二条小学校（中央区南2西15）で防災訓練の開催を予定していることなどが示されました。

続いて、幌西地区連合町内会の佐藤仁人（さとう・まさと）防災部長より、幌西地区における防災の取り組みについて発表がありました。幌西地区では、今年度、震度5強の地震発生を想定したシミュレーション訓練や2度の防災訓練を実施しました。来年度以降は、小学校を通して児童やその保護者に防災活動を呼び掛けるなど、若い世代にも防災の担い手を増やす活動に取り組む予定です。

会議の最後には、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の得字脩斗（とくじ・しゅうと）法人営業二課アカウントマネージャーより、災害発生時に自動販売機内の商品を取り出すことができる災害支援用自動販売機の設置について説明がありました。同社は中央区との協定に基づき、中央区マスコットキャラクターの中ウォークんが描かれた「中ウォークん自動販売機」も作成しており、災害支援用自動販売機と合わせて、中央区を中心とする企業や施設への設置を進めています。

全体を通して、地域における防災活動の取り組みや成果、民間企業と連携した防災の取り組みに関する情報が共有され、参加者は「地域防災力の強化に向けた有意義な会議だった」と話していた。