ホーム > 中央区ニュース(一覧) > 令和5年度中央区ニュース(一覧) > 迅速かつ適切な対応で尊い命を救った~消防協力者に対する感謝状贈呈
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12月12日(火曜日)午後2時、中央消防署(志田孝司(しだ・たかし)署長)は、中央区内で心肺停止となった男性に対し、救急車が到着するまでの間、迅速かつ適切な救命活動を行った、中央区の高校教諭島田美紀子(しまだ・みきこ)さん、岩見沢市の大学生八木彩香(やぎ・あやか)さん、空知管内由仁町の大学生小野寺梨里子(おのでら・りりこ)さんの3人に、感謝状を贈呈しました。
この救命事案は、9月26日(火曜日)、札幌市民ギャラリー(南2東6)において、展覧会会場の設営中、展示ブースで突然倒れ、意識不明となった10代の男性に対し、3人が救命活動を行ったものです。当時、隣のブースで作業をしていた八木さんと小野寺さんが異変に気付き、男性の元へ駆け寄りました。2人は、男性が呼吸をしていなかったことから心肺停止状態と判断し、周囲の人にAEDの持参と119番通報を依頼するとともに、協力しながら胸骨圧迫を実施しました。その後、AEDを持参した島田さんがAEDの電源を入れ、八木さんが電気ショックを1回実施したところ、男性の意識状態が回復し、救急隊へ引き継ぎました。
この日、志田署長から感謝状を受け取った3人は「若い2人が迅速に胸骨圧迫をするなど行動を起こしてくれたため、自分も事態の深刻さが分かり行動に移せました」(島田さん)、「学校の授業で救急救命講習を受けていたので、適切な対応ができました」(八木さん)、「周りに人が少なく不安でしたが、八木さんがすぐに行動してくれたため自分も勇気が出ました」(小野寺さん)と話し、当時の緊迫した状況や協力して救命活動を行った様子を振り返りました。
なお、3人の救命活動後、病院に搬送された男性は既に退院しており、感謝状贈呈の場に同席しました。自分の命を救ってくれた3人に対して「本当に感謝してもしきれない」と話していました。
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