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ホーム > 中央区の紹介 > 中央区熱Chuu!若手職員プロジェクト「中央区の魅力発見!」 > 大倉山ジャンプ競技場のオリンピックミュージアム

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更新日:2026年3月31日

大倉山ジャンプ競技場のオリンピックミュージアム

”札幌オリンピックミュージアム”ってどんな所?

今回、中央区の魅力を発信すべく、誰もが一度は名前を耳にしたことがある「札幌オリンピックミュージアム」に注目しました。札幌オリンピックミュージアムはウィンタースポーツの魅力を伝え、オリンピック・パラリンピックの歴史や意義、そしてそのすばらしさを発信するために開設された施設です。
令和8年1月17日にリニューアル工事を終え、スキージャンプ等の体験型シミュレーターが更新され、より臨場感のある体験を行えるようになりました。
常設展示では、オリンピック・パラリンピックの歴史や精神、日本人メダリストの競技用具の展示など、誰でもオリンピックについて無理なく楽しく学ぶことができます。さらに展示だけではなく、体験を行うことができるのも、本施設の魅力です。

阿部館長

このオリンピックミュージアムの館長を務めるのは、ノルディック複合選手として1994年リレハンメルオリンピックで金メダルを獲得した、阿部雅司(あべ・まさし)さんです。

阿部館長は、日本ノルディックスキー界を牽引されてきた方で、現在は、その豊富な経験とその熱い想いを生かし、館長としてスポーツ文化の発展や後進の育成に尽力されています。

阿部館長の想いのもと、大人から子供まで楽しくオリンピック・パラリンピックについて学ぶことのできる、魅力に溢れたミュージアムですが、さらなる魅力を発見すべく、実際に札幌オリンピックミュージアムを訪問させていただき、阿部雅司館長に取材をさせていただきました!

 

実際に展示を見て、体験してみた

リニューアルした館内を巡り、特に心を動かされたポイントをご紹介します。

知的好奇心をくすぐる展示の数々

オリンピックの歴史について説明する阿部館長まずは展示コーナーへ。「ウインタースポーツシアター」では、オリンピックの歴史や氷雪の上で繰り広げられるドラマチックな映像が上映されます。展示の中で、皆さんに教えたくなる豆知識を見つけました。実は「大倉山」の名は、あの有名なホテルオークラの創業者、大倉喜七郎男爵がジャンプ競技場を寄贈したことに由来しているそうです。身近な名所にそんな繋がりがあったとは驚きでした。また、歴代の金メダル(レプリカも含む)の展示も必見です。夏季大会と違い、冬季大会のメダルはデザインの制約が少なく、開催地ごとに形や素材が個性的。選手のサイン入り用具とあわせて眺めると、当時の熱狂が伝わってくるようです。

 

 

限界に挑む!体験型シミュレーターに挑戦

パワーアップした体験コーナーにも体当たりで挑戦してきました!
スキージャンプ大倉山体験

  • スキージャンプ大倉山:実際に板に見立てたステップに乗り、飛行姿勢から着地までを再現します。大画面の映像は驚くほど綺麗で、リアリティがあります。
  • テイクオフ・タイミング:スキージャンプの踏切の「テイクオフ・タイミング」を体験できます。想像以上に難しいですが、飛距離が伸びた時の快感は格別です!
  • クロスカントリー・スキーレース:ひたすら足を動かして雪原(映像)を進むのですが、これがかなりの運動量。3人まで同時対戦できるので、一緒に来た方と競い合えば盛り上がると思います。
  • アイスホッケー・ゴールキーパー:飛んでくるパック(映像)を体で止めるのですが、反射神経が試されます。難易度が選べるので、大人も子供も本気になってしまいます。スピードスケート・トレーニング体験
  • スピードスケート・トレーニング:専用のスライドボードを使い、氷の上を滑る独特の動きを体験。選手の足腰の強さを実感できる貴重な機会でした。

そのほか、体重移動でボブスレーを左右に動かして、コーナーを駆け抜ける体験ができる「ボブスレー滑走」もありました。どの種目もスコアが表示されるゲーム要素があり、楽しみながら「アスリートの凄さ」を肌で感じることができました。

 

 

ジャンプ記録

 

 

 

 

 

 

展示に込められた『想い』に迫る

ミュージアムの最新の展示の裏側には、職員の皆さんの細部にわたる工夫が反映され、その細やかな想いが詰まっていました。

専門知識がなくても「伝わる」ためのひと工夫

 

展示品2特に印象的だったのは、あらゆる世代に楽しんでもらう工夫です。解説パネルで専門的な競技の内容を伝える際、小学校5年生でも理解できる漢字や表現を意識して作成されているそうです。難しい専門用語を並べるのではなく、子どもから大人まで、そしてウィンタースポーツに馴染みがない方でも容易に内容が理解できる表現を採用することで、アスリートの世界を身近に感じられる展示になっているのだと実感しました。

 

「モノ」が語る、選手たちのエピソード

展示品12階には、アスリートが実際に使用したスキー板やウェアが並んでいます。単に「いつの大会で使われたか」という事実だけでなく、選手本人のコメントや、その用具にまつわる印象的なエピソードが添えられており、選手の努力や葛藤を想像させる展示構成となっています。

 

 

 

 

家族の「思い出」が生まれる場所を目指して

また、ミュージアムでは展示だけでなく、季節ごとのイベント企画にも力を入れています。例えば、2025年8月に開催された札幌の山や冬スポーツについて楽しみながら学ぶことを目的としたワークショップ「札幌の山×冬スポーツ科学」では、VR・AR体験や巨大すごろくを通じて、家族が一緒に没入できる空間を作り上げたそうです。「子どもだけが楽しむのではなく、保護者の方も一緒になって夢中になっている姿が印象的でした」とのお話も矢部さんからありました。世代を超えてウィンタースポーツの楽しさを共有できる活動を行なっていることがわかりました。

阿部館長の『想い』に迫る

阿部館長がミュージアムを通じて最も伝えたいこと。それは、記録の裏側に隠された、選手たちの「物語」です。
「オリンピックは、メダルの色や記録だけでなく、そこに至るまでの努力や葛藤、仲間との支え合いといった『人の物語』が詰まった舞台だと思っています。選手一人ひとりの挑戦の軌跡を感じてもらい、夢を持つことの大切さや、挑戦し続けることの大切さを伝えていきたい」とお話されました。
今回取材時にも、阿部館長に館内を案内していただきましたが、その説明や眼差しから、ウィンタースポーツの魅力を伝えたいという熱い想いが伝わってきました。
また、阿部氏が館長という役割を引き受けた背景には、自身の人生に大きな影響を与えたオリンピックが関係しています。
1992年のアルベールビル大会で日本は団体金メダルを獲得しましたが、阿部氏は個人戦の結果により補欠となりました。その後再起の大会となった1994年のリレハンメルオリンピックでは「次は必ず自分が走って金メダルを獲る」と強く誓い、ノルディック複合団体で悲願の金メダル獲得に至りました。
「私自身、オリンピックによって人生が大きく変わりました。その経験を次の世代にしっかりと伝えていくことが、オリンピアンとしての役割だと感じています。自分がスポーツ通じて経験したり学んだことを、子供たちや多くの人へ自分の言葉で伝え続けていきたいと考えています。」
阿部館長は、これからもここ札幌オリンピックミュージアムにて、ウィンタースポーツの魅力、そして「諦めない気持ち」の大切さを発信し続けていきます。

展示品3阿部館長は選手時代、息子の名前をスキーの板やヘルメットに刻み、自身を奮い立たせオリンピックに臨んだとのことです。当時の気迫が伝わってきます。

 

 

 

 

 

今回の取材で感じた「札幌オリンピックミュージアム」の魅力~あとがき~

札幌オリンピックミュージアムでは、オリンピックの歴史や競技の紹介だけでなく、選手目線で競技を体験することができたり、実際に競技用品を手に取ることができたりするなど、競技者の想いを感じながら様々な体験を行うことができる点が魅力です。
また今回、阿部館長に取材をさせていただきましたが、ご自身の競技であるノルディックスキーはもちろん、ウィンタースポーツに深い愛情をもち、その魅力を広く発信していきたいという想いが溢れていると感じました。
老若男女問わず楽しむことができ、オリンピックやウィンタースポーツへ親しむことができる札幌オリンピックミュージアムへ、ぜひ足を運んでいただければと思います!(牧)

取材を終えて改めて感じたのは、このミュージアムが単なる過去の記録を展示するだけでなく、挑戦する選手の精神と、それを支える人々の情熱を示す場所であるということです。
若手職員の視点から見た最大の魅力は、「知る(歴史)」と「動く(体験)」、そして「感じる(想い)」という要素が一つに結びついている点にあります。特に、子どもから大人まで楽しめるような工夫が随所に施されていることが印象的でした。最新のシミュレーターに熱中する大人の姿や、分かりやすい展示パネルを真剣に読み込む子どもの姿が想像でき、本施設が幅広い世代にとって魅力的な空間だと思いました。
阿部館長が語る記録の裏側にある物語に触れ、それらを誰にでも伝わるようにと尽力するスタッフの皆さんの工夫を知る。この一連の体験を通じて、展示されている一つひとつの用具が、単なるモノではなく、深い物語と熱意を伴って伝わってくるのを感じました。
世代を超えて誰もが勇気を得られる人生のドラマがあります。札幌が誇るこのミュージアムが、これからも家族の思い出を育み、夢や諦めない気持ちを繋ぐ場として機能し続けることを強く願っております。(田島)

集合写真

 

インフォメーション
※公式HPより引用
https://sapporo-olympicmuseum.jp/
[営業時間]
夏季営業(4月22日~10月31日):9:00~18時00分/冬季営業(11月1日~4月21日);9時30分~17時00分
[料金]
大人(高校生以上):670円、団体(15人以上):610円、65歳以上:500円、中学生以下:無料
[アクセス]
〒064-0958札幌市中央区宮の森1274
TEL011-641-8585

〇企画・取材・制作
熱Chuu!若手職員プロジェクト
牧真由(中央区保健福祉部保護四課)
田島莉央(中央区保健福祉部健康・子ども課)

〇取材協力
株式会社札幌振興公社阿部雅司館長
札幌オリンピックミュージアムスタッフ

このページについてのお問い合わせ

札幌市中央区市民部総務企画課

〒060-8612 札幌市中央区南3条西11丁目

電話番号:011-205-3216

ファクス番号:011-231-6539