町内会活動のデジタル化を進めるには～豊平区地域のデジタル化出前講座～

このたび、豊平区役所が主催している「豊平区地域のデジタル化出前講座」に西岡地区の2団体が申し込み、町内会活動におけるデジタル化について学びました。この出前講座は、町内会活動の負担軽減や担い手不足解消など、町内会への支援の一つとして、同区が企画・実施しているものです。

令和5年12月10日日曜日には、西岡第一町内会の役員ら8人が「LINEの機能を活用した電子回覧板を導入しよう」をテーマに、電子回覧板のメリット・デメリットやLINEのオープンチャットを使った電子回覧板導入の方法などについて学んだほか、実際にオープンチャットを作って、コメントや動画の投稿を体験しました。同町内会はすでに会員にアンケートも実施しており、今後導入に向けて前向きに検討していくそうです。

一方、12月20日水曜日には、申し込んだ西岡地区町内会連合役員のほか、参加を希望した各町内会の会長や役員など11人が「インスタグラムでまちづくり活動を広めよう」をテーマにインスタグラムの活用について学びました。参加者のほとんどはインスタグラムを利用したことがなく、アプリのダウンロードに悪戦苦闘しながらも、興味のある写真や投稿を確認。参加者からは、実際に自分たちの町内会で活用する場合の周知方法や、複数の役員で管理する方法など具体的な質問も出されていました。

両日とも講師を務めた株式会社道新サービスセンターの土井直満（どいなおみち）氏からは「デジタル化ありきではなく目的を明確に持って、決して無理強いしないように進めてほしい」との話もありました。参加者にとって、町内会の悩みを解決するひとつの手段として、デジタル化について考えてみるよい機会となったようです。