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建築物環境配慮制度について

このページでは、建築物環境配慮制度の内容について説明しています。

 対象建築物

床面積300㎡以上の建築物の新築又は増改築を行う際は、「札幌市生活環境の確保に関する条例」で建築物環境配慮計画書の提出を義務付けています。

≪用語の説明≫

  • 「建築確認申請」
    建築基準法第6条第1項若しくは、第6条の2第1項の規定による新築時の確認の申請又は同法第18条第2項の規定による新築時の通知
  1. 延べ面積は、容積率計算の際に除外する部分も含めた面積(確認申請書の「第3面11.イ建築物全体」欄の申請部分面積)で捉えてください。
  2. 同一区域内に複数の対象となる建築物を計画する場合は、棟別に届出が必要です。

建築物環境配慮計画書の提出義務がない建築物について

10㎡を超え300㎡未満の建築物も、建築物環境配慮計画書を提出できます。

 届出等について

手続きの流れ(2,000㎡以上の建築物について)

  1. 対象となる建築物の評価(CASBEE札幌)を行います。
    ※CASBEE札幌の評価ソフトは、建築確認申請した時期のものをご使用ください。
  2. 建築物環境配慮計画書を作成します。
  3. 札幌市へ工事着手21日前までに計画書と添付資料を提出してください。
  4. 札幌市で記載漏れなどの内容確認をした後、札幌市公式ホームページ内でCASBEE札幌の評価を公表します。

手続きの流れ

手続きの流れ(300㎡以上2,000㎡未満の建築物について)

  1. 札幌市へ工事着手21日前までに、提出書(様式4)を提出(郵送・メール可)してください。
  2. 提出書には、改正建築物省エネ法に基づく省エネ計画書または省エネ届出書の写しが必要となります。
  3. 札幌市へ省エネ届出書を提出済みで、届出内容のうち省エネ性能に係る部分(BEIやUA値)の情報を当課が使用することに同意される場合は、写しの添付は不要です。
  4. 札幌市で内容確認をした後、札幌市公式ホームページ内で省エネ性能等を公表します。

提出内容の変更があった場合

  • 新築等建築物環境配慮計画提出(変更届出)書【様式4】に変更内容を記載し、提出してください。

工事の完了、又は工事を取りやめた場合

  • 新築等建築物工事完了(取りやめ)届出書【様式4の2】を提出してください。

書類の届出について

  • 提出書類は1部となります。
  • 事業者(建築主)の押印は必要ありません
種類 期日 提出書類
計画書の提出 工事着手の21日前まで
  • 新築等建築物環境配慮計画提出(変更届出)書【様式4】
  • 添付書類
  • CASBEE札幌電子データ(CD-R又はDVD-R)
計画変更の届出 変更後、速やかに
  • 新築等建築物環境配慮計画提出(変更届出)書【様式4】

≪当初提出した内容から大幅な変更がある場合≫

  • 添付書類
  • CASBEE札幌電子データ(CD-R又はDVD-R)
工事完了の届出 完了後、速やかに
  • 新築等建築物工事完了(取りやめ)届出書【様式4の2】
工事取りやめの届出 取りやめ後、速やかに
  • 新築等建築物工事完了(取りやめ)届出書【様式4の2】

添付書類

  • CASBEE札幌の公表部分(結果シート、スコアシート、重点項目評価シート)の印刷物
  • 図面(配置図、各階平面図、立面図、断面図、内外仕上図
  • 省エネルギー性能(BEI)がわかる図書(建築物エネルギー消費性能確保計画書の写しまたは建築物省エネ法に基づく届出書の写し)

その他

 評価の方法

建築物の環境性能の評価には、CASBEE札幌という評価ツールを用います。

このCASBEE札幌とは、政府支援の元、産官学共同プロジェクトにより開発された「建築物総合環境性能評価システム(CASBEE=Comprehensive Assessment System for Building Environmental Efficiency)」をベースに 本市の地域特性を勘案した、建築物を環境性能で評価し格付けする手法です。

なお、CASBEE札幌では、「省エネルギー・省資源」「緑化」「雪処理」を本市の重点評価項目に位置づけています。

CASBEEの特徴

特徴(1) 2つの評価分野

QL概念図

CASBEE札幌では、建築物の環境性能評価に際して、その環境品質・性能(Q=Quality)と、外部に対する環境負荷(L=Load)の2つの分野から評価します。 QとLは関連する分野ごとに約80の評価項目から構成されており、それぞれにレベル1~5の採点基準が設定されています。

 

詳細は、評価項目、採点基準などについては、「建築物環境配慮計画作成マニュアル」をご覧ください。

特徴(2) 環境性能効率

BEE図

建築主は、専用の評価ソフトを用いて各項目について5点満点で採点し、その結果から「建築物の環境性能効率(BEE=Building Environmental Efficiency)」という総合的な評価指標が計算され、 このBEE値が大きいほど環境に配慮した優れた建築物ということになります。

 

評価ソフトは、ダウンロードのページから入手できます。

特徴(3) BEEによる格付け

ランク付け図 さらに、BEE値に応じて建築物の総合的な環境性能が、「Sランク(大変優れている)」「Aランク」「B+ランク」「B-ランク」「Cランク(劣る)」の5段階にランク付けされるしくみになっています。

公表内容について

本制度では、建築主の自主評価結果などについて、以下のとおり公表しています。

公表項目

  • 建築物の名称、所在地、用途
  • CASBEE札幌「結果シート」「スコアシート」「重点項目評価シート」
  • 工事完了の報告
  • 建築主、設計主(希望により公表)
≪根拠条例等≫
 

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