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帝国製麻琴似製線工場跡
札幌市北区麻生町3丁目
昔亜麻せんいの工場があった所だよ
明治24年(1891年)にそう業を始めたこの工場では、亜麻という植物から、せんいを取り、糸やぬのなどを作って全国に送り出していました。約8万坪(24万4千平方メートル)もの広いしき地で、何百人もの人がはたらき、たくさんの亜麻せい品をつくりました。その後、亜麻せんいにかわり化学せんいが使われるようになったため、工場は昭和32年(1957年)にへいさされました。ここは工場長の自たくがあった所で、今は、工場長の家にあったというまつの木だけがのこっています。