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近年、携帯電話からの119番通報が増加しています。平成20年3月までは携帯電話からの119番通報は発信された場所が分かる仕組みがなかったため、具合が悪く話しが出来ない場合など救急車や消防車を出動させる住所を特定するまでに時間を要することがありました。その時間短縮を目的としてこのシステムは平成20年4月に導入されました。
システムの仕組みは、携帯電話から119番通報すると、お話ししているのと同時に、電波が発信されます。その電波を携帯電話の基地局で受信したり、また、人工衛星のGPSを利用することで、位置情報に置き換え、携帯電話事業者を経由して消防側へ通知されるというものです。
第3世代以降の機種(※)
※本システムの対象となる機種については、各携帯電話事業者に問い合わせてください。
携帯電話番号及び位置情報(緯度・経度)
「184」が付加された発信者番号非通知の場合は、情報は通知されません。ただし、この場合でも、人の生命、身体に危険が差し迫っていると認められ、すぐに位置情報を知ることができないと判断した場合は、強制的に情報を取得することが可能です。
機種 |
GPS機能ON |
GPS機能OFFまたはGPS機能なし |
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測位方式 |
GPS測位 |
複数基地局測位 |
セルベース測位 |
算出方法 |
人工衛星 から位置を算出 |
3基地以上の基地局 から位置を算出 |
単独の基地局 から位置を算出 |
誤差範囲 |
数メートルから |
数十メートルから |
数百メートルから |
精度 |
高 |
中 |
低 |
GPS測位方式対応機種(※1)については、より精度の高い位置情報が通知されるため、通報場所特定のための有効な情報が取得でき、より迅速な出動指令につながりますので、119番通報時は、GPS機能をONに設定(※2)するようにお願いします。
※1:GPS測位方式対応機種については、各携帯電話事業者に問い合わせてください。
※2:GPS機能の設定については、機種によって異なりますので、各携帯電話事業者に問い合わせてください。
携帯電話やスマートフォンから119番通報する場合であっても、住所や目印となる目標物を伝えるようにお願いします。
119番通報した携帯電話の機種や電波の受信状態、GPS機能のON/OFF、その他の条件により位置情報に誤差が生じ、通報場所の正確な位置を確認できないことがあります。
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