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2012年4月26日(木曜日)、海獣舎のゼニガタアザラシ「ジージー」が赤ちゃんを出産しました。性別はオスで、名前は「ちはる」と命名いたしました。昨年の出産は、残念ながら死産でしたので、今回無事に生育すれば、一昨年生まれの「さくらこ」に続く生育となります。
開園前に職員が発見した時には、既に母親に寄り添って泳いでおり朝方に出産したものと思われます。母親は周囲にやや敏感になっていますので、しばらくの間は、人止めをいたしますが、赤ちゃんの様子はご覧いただくことができます。
また、出産準備のため、父親の「ミサキ」と「さくらこ」は、別居中でしたが、母子が落ち着くまではしばらく別居中といたします。
母親に寄り添って元気に泳いでいる赤ちゃんの愛くるしい様子をぜひご覧ください。
出生日:2012年4月26日 性別 オス 体重19.5kg 頭胴長80cm(4月27日測定)
父親:愛称「ミサキ」 1993年10月29日来園(年齢19歳以上)
母親:愛称「ジージー」 1989年4月16日小樽水族館生まれ(年齢23歳)
姉:愛称「さくらこ」 2010年4月29日円山動物園生まれ(1歳)
【ゼニガタアザラシ豆知識】
分類:食肉目 アザラシ科
分布:太平洋から大西洋まで広く分布し、わが国に定着する唯一のアザラシであり、北海道東部や歯舞諸島等に生息。
形態:体長はオスで150~200cm、メスで120~170cm、体重はオスで70~170kg、メスで50~150kg
新生児は、母の胎内で白い産毛が抜けてしまうので、大人と同じ銭型模様で生まれる。これは、メスは岩場で出産するので、銭型模様は保護色になるからだと考えられている。妊娠期間は約11か月。
国内での飼育状況:7施設で41頭を飼育(2010年12月末現在)
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