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北海道大学総合博物館にて「小さなちいさな哺乳類トガリネズミ展-今年も見せます」が開催されております。
2021年5月、円山動物園はトガリネズミの生態解明のために、北海道大学及び東海大学との共同研究を開始しました。
動物園の役割の一つに「生物多様性の保全」がありますが、動物種を守るためには対象種の生態や習性の理解が必要です。動物を飼育することで、野外調査では困難な繁殖生理など多くの知見を集積することができます。動物園はフィールドの研究者と協力しながら、飼育下での研究を実践し、そこで得られた知見を野外に還元することが使命です。
今年は円山動物園でのヒメトガリネズミの出産だけではなく、多摩動物公園のオオアシトガリネズミの繁殖や研究者の河原淳氏によるトウキョウトガリネズミの出産と、大きな成果も報告され、まさにトガリネズミの研究が急激に発展した年となりました。
本企画展では、生体の展示と、専門家による講演を通して、来館者にトガリネズミについて広く普及啓発することを目的としております。北海道大学総合博物館に是非ご来館ください。
1 事業名
企画展示「小さなちいさな哺乳類トガリネズミ展-今年も見せます」
2 実施日時
(1)展示会
令和3年11月30日(火曜日)~12月12日(日曜日)10時00分~17時00分 入場無料(月曜日休館)
(2)講演会
令和3年12月12日(日曜日)14時00分~15時30分 (先着40名)
※当日博物館の開館(10時00分)とともに整理券が受付で配布されます。
14時00分~14時30分
河原淳(環境省希少野生動植物種保存推進委員)
「トウキョウトガリネズミの出産と子育て」
14時30分〜15時00分
本田直也(円山動物園動物専門員)
「トガリネズミを知るために、動物園ができること」
15時00分〜15時30分
質疑応答および論議
司会、進行役 大舘智志(北大低温科学研究所・総合博物館)
3 実施場所
北海道大学総合博物館(札幌市北区北10条西8)
展示会 総合博物館 1階 北極域研究センター展示室
講演会 総合博物館 1階 「知の交流ホール」
4 主催者名
北海道大学総合博物館
5 展示種
ヒメトガリネズミ
オオアシトガリネズミ
トウキョウトガリネズミ(12日の講演時のみ)
ジャコウネズミ
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