ここから本文です。

更新日:2022年1月10日

ツヨシの思い出

画像:ツヨシ
ツヨシの思い出写真集

■18年ぶりに円山動物園で生まれたツヨシ
ツヨシは現在、釧路市動物園で1996年生れのメス「クルミ」と暮らしています。クルミとペアを組み、将来の2世誕生を目指す予定でしたが、2008年秋になって、メスであることが判明しました。
ツヨシはピリカのお姉さんでもあります。
平成15年12月に円山動物園で生まれました。お母さんはララ、お父さんはデナリで、無事に育った初めての子です。この時は、2頭生れましたが、1頭は死亡しました。ここまで順調に育ったのは、円山動物園では、昭和60年以来、じつに18年ぶり(国内でも4年ぶり)の快挙でした。全国でも、とべ動物園(愛媛県)で1999年(平成11年)に誕生して以来のことです。道内でも平成8年の釧路市動物園以来です。
ホッキョクグマの飼育下での繁殖は極めて困難で、神経質な母グマが周囲の物音などに過敏に反応してしまい、出産に至ることができても子育てをしない、という例が多々あるのです。ララも平成12、13、14年と妊娠・出産していたのですが、いずれの子も無事に育つことはありませんでした。
そこで円山動物園は、平成15年にララに妊娠の兆候が見られたとき、世界の熊館を閉鎖し、お客様のみならず職員の出入りも制限して、極力静かな環境を作りました。
平成15年(2003年)12月11日、ツヨシが誕生し、ララは愛情込めて子育てに励みました。
ララにとって初めて元気に育った子ということもあってか、ツヨシのそばを離れず、寄り添って過ごすことがほとんどでした。(のちに生まれたピリカの育児の時と比べるとその差は顕著です)
母の愛情をたっぷりもらって、ツヨシはやんちゃに元気いっぱいに育っていきました。その気性は顔を見たこともない父デナリ(ホッキョクグマのオスは子育てせず、子供を襲うため別居)に似ていたようです。お転婆でありながら、水は怖かったようで、ララは水泳の練習の時には娘を無理やり抱えてプールに入っていました。(それが普通なのでしょうが、妹のピリカは初めから自ら進んでプールに入って泳いでいました)
お客さまに愛され、円山動物園の人気者となったツヨシですが、平成17年(2005年)1月22日、釧路市動物園へ旅立ちました。
釧路市でも、彼女はたくさんの方に愛され、見守られているようです。
今後、デナリ・ララの孫が生まれ、ホッキョクグマが自然に繁殖していくことを願ってやみません。

ツヨシの記録

平成15年
11月8日:産室に防音、遮光措置を施し、ホッキョクグマの観覧を中止
12月1日:世界の熊館への立ち入り禁止。ララへの給餌も中止。
12月8日:ララが産室から全く出てこなくなる
12月11日:出産(2頭)を集音マイクで確認する
12月14日:こども1頭の声しか確認できなくなる
平成16年
1月17日:飼育員が初めて世界の熊館に入る
2月14日:初めてこどもの姿を確認。
2月19日:こどもが自力で産室から出てくる
3月13日:初めてララとこどもを外の放飼場に出し、外の環境に慣れさせる
3月19日:生後100日で、一般公開を始める
3月22日:体重・身長を測る。(体重13kg、身長67cm)このとき初めて性別を判定。
3月25日:当時の日本ハムファイターズのスター選手のように人気者に、かつ強く育つようにと「ツヨシ」と命名。主食は母乳だが、この頃から母親の食事にも手を出し、イタズラするようになった。
4月5日:体重測定2回目(19kg)
4月中旬:プールで水泳の練習を始める(非常に嫌がる)
5月17日:体重測定3回目(25.7kg)
7月25日:恒例の氷のプレゼントに喜ぶ。浮き玉をおもちゃにして遊んだり、人間に食べ物をねだる時の母親のポーズ(立ち上がって片手をくわえる)を真似るようになる。
平成17年
1月22日:釧路市動物園へ転出

画像:ララとじゃれるツヨシ
ララにじゃれるツヨシ
「お母さん!待って!」
画像:ララの後を追うツヨシ
ララの後を追うツヨシ
画像:球で遊ぶツヨシ
球で遊ぶツヨシ


 

ホッキョクグマへもどる

トップへもどる

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428