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更新日:2011年2月24日

No21.海獣舎について

マルッとまるごと円山動物園-札幌タイムス掲載記事

海獣舎について

今年、海獣舎の担当になったばっかりなんです。それまでは、ダチョウとシマウマを担当していました。シマウマというのは家畜化されてない野生そのままなので触れられませんでしたが、アザラシたちは人懐っこくて可愛いんですよ。もう、家に持って帰りたいくらいに可愛いいんです。そんな可愛いアザラシたちをお客さんにも、もっと見てほしいと思って色々と考えてるんですよ。
トド・ゴマフアザラシ・ゼニガタアザラシがいる海獣舎では、午後2時前後にエサやりがあります。このときは、園内アナウンスがあり、お客さんにそれぞれの特性を話しながら、エサをやります。天気が悪かったりすると中止になることもありますが、基本的に毎日エサをやっているところを見てもらっています。
しかし、少し天気の悪い日なんかは、お客さんが少ないんですよ。そんな日は、お客さんにエサのオオナゴやアジを渡して、餌付けしてもらう事もあります。
最近は夏バテで、アザラシたちの食欲が落ちてます。それもあって、私が担当になってからは、それまでは昼に1回だった給餌を昼と夕方の2回にしました。2回にすることによって、動物達もエサをもらえる楽しみが増えるし、夕方は園内アナウンスしませんから、客さんがエサを与える機会も増えて、楽しんでもらえるでしょ?
前に何度か、お客さんに1人づつ、ゴマフアザラシを触らせるのをやっていたんですが、水槽に落ちて怪我をすると大変だということで、今はやってません。これからもそれは出来ないと思うのですが、そのときアザラシもお客さんの人相って見てるみたいで、体が大きなお客さんがオリの中に入ってくると身を引いてましたね。こいつら、飼育員の制服を見て「エサがもらえる」と判断してるみたいなんですけどね。トドなんて、制服が近づくと立ち上がって様子を見てますよ。何だか誰でもいいみたいです。
いつだったか、水槽の水を抜いて掃除している時、お客さんが覗いてるんですよ。何事かと思って聞いてみると、どうやらラジオ番組で「午前中にいけば水槽掃除が見られる」と言っていたそうです。他の日にも、午前中に小学生が見学に来ていた時、引率の先生が「ほら、飼育員さんが掃除してるよ。見てごらん」と言って、小学生たちが掃除を見物していることがありました。引率の先生は「飼育員さんは、動物を育てる事だけが仕事ではないんだよ」と、子どもたちに掃除している風景を見せたかったようです。
掃除をしている間は、動物たちの毛が乾いてる姿が見れるかもしれません。濡れているとツルツルして見えますが、乾くと毛だという事がよくわかりますよ。
※取材対応:トド・アザラシ担当

以上は平成17年5月~9月まで毎週木曜日に連載された、札幌タイムス「マルッとまるごと円山動物園」9月15日号の記事で、許可を頂き掲載しています。

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