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ホーム > 動物紹介 > 飼育員のおはなし > No20.まるで人間さながら。甘えん坊の子サル

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更新日:2011年2月24日

No20.まるで人間さながら。甘えん坊の子サル

マルッとまるごと円山動物園-札幌タイムス掲載記事

まるで人間さながら。甘えん坊の子サル

ダイアナモンキーはアフリカ大陸南の森に生息するサルです。黒い毛に眉の部分が白い毛なので、月の女神のダイアナから名づけられたそうです。主に樹上生活をしていて長い尾でバランスを取り、何メートルもはなれた枝に飛んで行きます。
動物園には、今、オス2頭と、メス2頭、今年生まれた雌雄不明なのが1頭の合わせて5頭います。内訳は、父サル1頭、母サル2頭にそれぞれの子ども2頭です。
ダイアナモンキーは股を開いてみても、体が成熟するまで、オスかメスかよくわかりません。昨年は、母ザルそれぞれが妊娠し、メスが生まれた場合は他の動物園に引き取られることになっていましたが、1歳を過ぎても判別がつかなかったので、去年生まれた2頭をDNA鑑定したところ、オスとメスの1頭づつだったので、オスだけ残っています。
そのサルは生まれて1年以上も経つのにまだ母親に甘えっきり。母ザルに近づいては、今でもオッパイをほしがっている様子です。
今年も4月に2頭の母ザルそれぞれが出産しました。しかし、昨年生まれた子ザルが、自分の母親を独占したいがために、生まれてきたばかりの赤ちゃん子ザルを母親から引き剥がして死なせてしまいました。生まれたばかりの赤ちゃんは3ヵ月ほどは母ザルにくっついて行動します。3ヶ月をすぎると母離れが始まり、徐々に行動範囲が広くなっていくのですが、兄ザルはいつまでたってもお母さんから離れる事ができないようです。
甘えん坊サルの母親ではない、もう一方の母サルが4月に産んだ子ザルは、ちょうど母ザルから離れて一人で行動しています。
兄ザルが年下ザルにちょっかいをかけていて、これが面白くて、なんともこっけいなんですよ。まるで人間の兄弟を見ているようです。年下ザルが拾ってきたエサを奪って食べたり、年下ザルが遊んでいた場所を奪ったり…。
また母親の子を守る姿勢も人間のよう。子どもが生まれる前まで、普通に手渡しでエサを取ってくれたのに、子どもに向けてエサを差し出すと「あんたは近づいちゃダメ!まだ早い!」という感じで母ザルが子ザルの手を引いて、近づけてくれないんですよ。
ダイアナモンキーがいるモンキーハウスは全体を通して面白いのですが、数が沢山いても、一種類あたりの部屋が狭くなってしまい、それぞれのサルの特徴を見せられず少し残念です。せっかく来てくれたお客さんを驚かせるには、ダイアナモンキーなんかが、3メートルくらいの幅をヒョイヒョイと跳んでいる姿なんかを見てほしいんですけどね。
※取材対応:ダイアナモンキー担当

以上は平成17年5月~9月まで毎週木曜日に連載された、札幌タイムス「マルッとまるごと円山動物園」9月8日号の記事で、許可を頂き掲載しています。

飼育係のおはなしへ

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札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428