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ホーム > 動物紹介 > 飼育員のおはなし > No6.動物との信頼関係つくるカワウソの馴致

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更新日:2011年2月24日

No6.動物との信頼関係つくるカワウソの馴致

マルッとまるごと円山動物園-札幌タイムス掲載記事

動物との信頼関係つくるカワウソの馴致

馴致(じゅんち)とは、動物を飼われている環境に慣れさせ、動物と飼育員との間にいい関係を作る事を指します。
私たちは動物の一生を預かっています。それは動物たちを檻に閉じこめてペットとして飼っているのとはわけが違います。
動物園の動物は札幌市民の財産です。私たちはそれをお客さんに「飼っているところだけ」を見せていてはいけないと思うのです。動物たちがどのような生態でどういった動きをするのかを見せる事が私たち飼育員の仕事なんです。
カワウソは、イタチ科の動物で可愛い顔していますが肉食動物です。こいつらに噛まれたら手に穴が開きます。
今、園にはオスのソウタとメスのジャスミンの2匹がいます。エサをあげる時に馴致を必ず行うようにしています。馴致で大切なのは、動物たちの習性や特技を見極める事です。彼らと接しながら、何ができるのかを、飼育を通して動物たちに教えて貰っているのです。
2匹とも後ろ足で立たせてエサをあげます。立つようになったきっかけはジャスミンがエサの入ったバケツを覗きこむ癖があったので「これはいけるんじゃないか」と。これも馴致の成果ですね。鼻先を手のひらにタッチさせてからエサを与えるようにしています。「鼻を触らせるとエサがもらえるんだな」と、触らせることに抵抗を無くさせるのです。
同じカワウソでも、ジャスミンとソウタの得意なことは違うようで、ジャスミンはエサをもらう時、前足でタッチしてくるのでこれから「お手」の訓練もできるかもしれないなぁと思っています。
ソウタは、2月にこの動物園に来ました。最近、ソウタの得意な事が分かってきました。ソウタはエサを水槽に向かって投げると、それを追って取りに行きます。この投げるタイミングが重要で、目と目がぶつかった瞬間、ソウタが「来い!」と合図をよこしてから、投げる―ソウタはそれを取りに行く―枝を飛び越え水に飛び込む。
今は少し枝が高いようなので、格好良く飛び越えられる高さにしたり、着地点に輪を置いて潜らせたりなど色々考える訳です。
ある程度、カワウソたちの調子が乗ってきたら、止める合図を出します。「もう止めちゃうの?」っていうくらいで止めるのが次回に繋がるんですよ。食事のタイミングも、必ずしも時間を決めているわけではなく、お腹を空かせて遊んで貰いたいタイミングを見計らって行くのです。(以下省略)
取材対応:カワウソ担当

カワウソ1

活ウグイ

カワウソ2

展示場

以上は平成17年5月~9月まで毎週木曜日に連載された、札幌タイムス「マルッとまるごと円山動物園」6月9日号の記事で、許可を頂き掲載しています。

飼育係のおはなしへ

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428