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更新日:2011年2月24日

No4.円山一の仲良し家族、マサイキリン

マルッとまるごと円山動物園-札幌タイムス掲載記事

円山一の仲良し家族、マサイキリン

ことしの1月9日にマサイキリンのたかよがオスの子どもを産みました。名前はシゲジロウ。たかよは26才で、キリンとしては国内最長寿の超高齢出産!オスのユウマとの間に産まれた2頭目の子。しかし、1頭目は心臓の奇形のため、産まれてから2日目で立たないまま死んでしまいました。
シゲが産まれてから間もなく、飼育員通路側の網をしゃぶるように舐めているのが目についた。何か物欲しそうに舐めているので、指を差し出すと、それもしゃぶる。なるほど、たかよも高齢のせいか、乳が充分に出てないみたいで、シゲはお腹が空いているようだった。この日から、ウシの初乳を与え、母乳と混合で育てることにしました。
母乳だけで育てられたキリンと違って、初めのうちから人に与えられたものを口にする機会があったせいか、親よりとかなり人懐っこい性格だ。お隣さんのゾウの花子にも興味があるみたいで、お互いに近付いてるくらいだから好奇心が強い性格なのかも知れない。シゲが産まれた時、花子も隣に見馴れない物がいきなり出てきたからびっくりして興奮してたけどね。
シゲの出産時は、キリンがいる熱帯動物館の猛獣舎側から、気づかれないようにソーッと覗いてたけど、やっぱり高齢出産だったみたいで難産だった。でも無事に育ってるから一安心。このまま風邪や下痢にならないで1歳を迎えてくれればいいな、と思ってる。
余談だけど、今はスズメの巣作りの時期で熱帯動物館は巣だらけ。人がいないのを見計らって、たかよの好物のパンとか勝手につまみ食いするんだよね。おかげでパンは穴だらけ。おまけに糞もついてたりして。でも、ユウマは1日に30kg以上食べるから、それに比べると微々たる量だけど。
シゲが産まれてから一番驚いたのは父ユウマの態度が変わったことだ。ユウマは放送局のテレビカメラが近付くと興奮して逃げ回っていたのに、最近では、父親の威厳なのか家族を守るようにドシッと構える姿が多くなった。こいつも大人になったなあ。子どもができるとこんなにも変わるものなのかとビックリした。
室内にいる時は、ユウマだけ別の部屋に入れているが、初めて3頭を外に出した時、シゲはユウマから逃げ回ってた。おっかなかったんだろうね。でもユウマは興味があるから追っかけてくんだよね。もちろんシゲは逃げる。でも最初の一日だけだったかな? もともと群れで生活する習性だからユウマの家族を守ろうとする姿は勇ましい。
多分、円山一の仲良し家族です。
※取材対応:マサイキリン担当

キリン1

キリン2

キリン3

キリン4

以上は平成17年5月~9月まで毎週木曜日に連載された、札幌タイムス「マルッとまるごと円山動物園」5月26日号の記事で、許可を頂き掲載しています。

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