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更新日:2020年4月20日

ヨウスコウワニ

■ 円山動物園レッドデータブック(は虫類) ヨウスコウワニ

画像:ヨウスコウワニ

ワニ目
アリゲータ科
Alligator sinensis
Chinese Alligator
レッドリスト:CR 絶滅危惧ⅠA類(IUCN2018)
ワシントン条約:附属書 I

形態
全長は約2m位で、大人しい性質のワニです。

生息地
中国東南部揚子江流域に生息しています。

種の特徴
野生のヨウスコウワニの生活は独特で、冬場は地下に穴を掘り半年間冬眠します。そして春、気温の上昇・日長時間の変化などが刺激となり発情、交尾などの繁殖活動を行ないます。そのため、飼育下においても冬眠させることが繁殖成功の条件とされていて、中国やアメリカでは年中屋外の半野生状態で飼育することで繁殖を行なっています。

減少の原因
開発による環境破壊や食用の採取などにより、現地では一時300頭程にまで数が激減し、絶滅寸前まで追い込まれましたが、現在では飼育下での保護増殖活動が軌道に乗り、絶滅は回避されました。

円山動物園での状況
今まで、飼育下でヨウスコウワニの繁殖を成功させているのはアメリカと原産国である中国のみでしたが、2001年円山動物園でも国内で初めて、世界でも3ヶ国目となる繁殖に成功しました。また、2008年にも2度目の繁殖に成功し、続く2009年には16匹もの赤ちゃんが誕生しました。円山動物園では「年中、あまり温度変化のない室内の獣舎」で「冬眠させずに」繁殖に成功しましたが、このことは他に例がなく非常に貴重な成功例となりました。現在、爬虫類・両生類館で飼育しております。

(平成25年2月15日・記)


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