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■ 円山動物園レッドデータブック(哺乳類) マサイキリン
偶蹄目
キリン科
Giraffa camelopardalis tippelskirchi
Giraffe
レッドリスト:VU 絶滅危惧Ⅱ類(IUCN2016)
形態
体長350~480cm、尾長76~110cm、オスの体高は平均530cm、体重450~1,900kgで、長い首を持つ最も背の高い動物です。頸骨の数はほとんどの哺乳類と同じく7個ですが、一つ一つが大きく、また首の筋肉が発達しているので長い首を支えることができます。舌の長さは約40cmあります。黄褐色の地に茶色のまだら模様があり、学名camelopardalisはラテン語で「ヒョウ柄のラクダ」の意味です。
生息地
アフリカ中部以南のサバンナや疎林
種の特徴
1~2頭のオスとメスからなる2~10頭の群れで生活しています。食物の葉から摂る水分のみで、水をほとんど飲まなくても生きていくことができ、乾季になっても移住しません。心臓から脳までの高低差は約2mありますが、動物の中でもっと高い260の血圧があり脳まで血流を押し上げることができます。首の血管には弁があり血液の逆流を防いでいます。妊娠期間は15ヶ月で1度の出産で1子を産みます。
減少の原因
アメリカの野生生物保護協会(WRC)は、遺伝子構造に関する研究の結果キリンは数種の亜種に分類されるが、うち少なくても6種が密猟や自然環境の変化等により、保護しない限り絶滅の恐れがあると警告しています。
(平成25年2月9日・記)
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