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更新日:2020年4月19日

ホッキョクグマ

■ 円山動物園レッドデータブック(哺乳類) ホッキョクグマ

画像:ホッキョクグマ

食肉目
クマ科
Ursus maritimus
Polar bear
レッドリスト:VU 絶滅危惧Ⅱ類(IUCN2012)
ワシントン条約:附属書 II

形態
体長はメスで180~200cm、オスで220~250cm、体重はメスで150~300kg、オスで300~500kgで水生生活に適した流線型をしています。鋭く曲がった5本の鉤爪を持ち、氷をつかんだり、獲物を抑えるのに使います。足裏の肉球のすき間に長い毛が生えていて、低温から足をまもり、氷の上を動くのに便利です。体毛は白く見えますが、内部が空洞になった透明で断熱性に優れています。

生息地
ユーラシア大陸、アメリカ大陸の北極周辺の陸地と氷上

種の特徴
体のわりに頭が小さく前足が大きいなど、泳ぐのに適した体型で、泳ぎや潜水が得意です。時速6.5kmほどで65km程度の距離を泳ぐことができるといわれていますが、あまり深くは潜ることができないようです。雑食性でアザラシ等の哺乳類、魚類のほか、海鳥、果実、コンブなども食べます。繁殖期やメスが子育てをしているとき意外は、単独で行動します。妊娠したメスは雪原に巣穴を作り、その中で何も食べずに11月~1月に通常2頭の子供を出産・育児をします。

減少の原因
ホッキョクグマは氷の上でアザラシ狩りをし、冬の間にエネルギーを蓄えます。特にメスは、十分に食べて脂肪を蓄えなければ丈夫な子を産み育てることはできません。地球温暖化の影響で2040年には北極海の氷が消えるという予測も発表されており、現在約22,000頭とされている生息数も30%減少するといわれています。これらのことから、2006年のレッドリストでは危急種(VU)とされました。

円山動物園での状況
1963年から飼育を開始しており、1985年に国内で3番目に繁殖に成功しました。
現在は1993年11月ソルトレイクシティー生まれのデナリ(オス)と1994年11月別府生まれのララ(メス)が1996年からペアを組んでいます。2000年から出産はするものの子は育たない状況が続いていましたが、2003年、2005年、2008年、2010年、2012年と連続して繁殖に成功しています。現在、道内道外の動物園、水族館を含めたホッキョクグマ繁殖プロジェクトが進行中です。

(平成25年2月9日・記)


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