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■ 円山動物園レッドデータブック(哺乳類) マンドリル
霊長目
オナガザル科
Mandrillus sphinx
Mandrill
レッドリスト:VU 絶滅危惧Ⅱ類(IUCN2012)
ワシントン条約:附属書 I
形態
オスは体長約90cm、体重約30kgで、鼻筋が赤く、その両側に青い隆起があり、黄色いあごひげのカラフルな顔をしています。また、お尻も紫がかっていてとてもきれいです。メスは身体の大きさもオスの半分くらいで、色も地味です。
生息地
アフリカ西部のカメルーン、ガボン、コンゴ等の熱帯雨林
種の特徴
通常20頭程の群れで生活しており、1頭のオスが複数のメスとその子どもからなる群れを率いているとされていましたが、今は群れの中に複数のオスがいることが分かってきました。群れの中で一番強いオスは顔の色も最も鮮やかではっきりしており、暗い森の中でリーダーであるオスを識別するのに役立ったり、繁殖時にメスへの強力なアピールとなるようです。果実、種子、木の葉、きのこ、昆虫などを食べ、主に地上で生活していますが、木に登ることもあります。
減少の原因
現地では「ヒトに近いヒヒ」として敬われていますが、地域によっては食べる習慣もあり、最近ではさらに商業目的の狩猟や開発による生息地の減少や分断で、生息数は急激に減少しています。
円山動物園での状況
1964年から飼育していますが、繁殖は順調でこれまで11頭を他の動物園等に送り出しています。現在もモンキーハウスで飼育しています。
(平成25年2月9日・記)
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