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■ 円山動物園レッドデータブック(哺乳類) ニホンザル
霊長目
オナガザル科
Macaca fuscata
Japanese macaque
レッドリスト:LC 軽度懸念(IUCN2012)
環境省レッドリスト:LP 地域個体群
ワシントン条約:附属書 II
下北半島を含む6ヶ所で天然記念物に指定
形態
頭胴長はオスで53~60cm、メスで47~55cm、尾長はオスで8~12cm、メスで7~10cm、体重はオスで10~18kg、メスで8~16kgです。体毛は茶褐色や灰褐色で、冬毛は淡い色で長くふさふさしています。
生息地
日本固有種で南限は鹿児島県屋久島、北は青森県下北半島の低地の広葉樹林から亜高山帯の針広混交林に生息しています。人間を除く霊長類では最も高緯度に生息しています。
種の特徴
10~150頭ほどの複数のオス、メスからなる群れを作り、年間1~30km2を遊動して暮らしています。昼間に活動し、雑食性で果実、葉、樹皮、昆虫などを採食します。交尾期は秋から冬、妊娠期間は173日前後で、出産期は春です。オスだけが集団間を移動する母系社会です。
減少の原因
大量捕獲により群れが分断されたり、群れ同士の接触が断たれて孤立化が進み、地域的な絶滅が懸念されています。
円山動物園での状況
1955年から飼育を開始しており、現在の群れは1982年10月のサル山オープンにあわせ、京都府美山町で捕獲した群れを譲り受け飼育しています。現在もサル山で飼育しています。
(平成25年2月9日・記)
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