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■ 円山動物園レッドデータブック(哺乳類) フサオマキザル
霊長目
オマキザル科
Cebus apella
Tufted capuchin
レッドリスト:LC 軽度懸念(IUCN2012)
ワシントン条約:附属書 Ⅱ
形態
体長30~55cm、尾長 35~50cm、体重2~4kgで、頭部の両側に逆立った黒い房毛があることが名前の由来です。胴体は褐色で、手足は黒い色をしています。
生息地
コロンビア、ブラジル、ベネゼエラの亜熱帯林と熱帯林に生息
種の特徴
小規模な群れを形成し、時には他種のサルと混群を形成することもあります。群れの中には階級があり、1番階級の高いオスが食物を優先して食べますが、採食時に低順位個体の接近を許すなど、ある程度寛容な社会のようです。食性は雑食性で、昆虫、鳥類の卵、果実、種子等を食べます。食物の採集時にも知能の高さを見ることができ、木を叩いて中にいる昆虫の居場所をつきとめる、石を使って硬いヤシの実の殻を割る行動等が確認されています。また介護ザルとしてもよく知られています。
減少の原因
生息地の減少と分断
円山動物園での状況
1965年から飼育を開始しており、たくさんの子供が生まれています。現在もモンキーハウスで飼育しています。
(平成25年2月9日・記)
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