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■ 円山動物園レッドデータブック(鳥類) トビ
タカ目
タカ科
Milvus migrans
Black kite
レッドリスト:LC 軽度懸念(IUCN2012)
ワシントン条約:附属書 II
形態
タカ科の中では比較的大型で、体長は60~65cm、翼を広げると150~160cmになります。体色は褐色と白のまだら模様で、目の周囲は黒褐色です。
生息地
ユーラシア大陸からアフリカ大陸、オーストラリアにかけて広く分布しており、寒冷地に生息するものは冬期に暖地へ移動します。日本に生息するものは留鳥です。
種の特徴
上昇気流を利用して輪を描くように滑空し、あまり羽ばたきません。視力が非常に優れていて、上空を飛翔しながら餌を探し、餌を見つけると急降下して捕らえます。主に動物の死骸やカエル、ヘビ、トカゲ、魚などの小動物を捕食します。
減少の原因
生息地の都市化や餌の減少により、生ごみを食べたり、人の弁当などをねらう個体が増え、子供が怪我をするなどの問題が起きています。
円山動物園での状況
2004年に孵化間もない幼鳥が市民から持ち込まれ飼育を開始しました。この個体はすり込みにより野生には戻せないことから、2007年に保護された個体とともに、トビの生態や環境とのかかわりなどについてお客様に理解していただくためにフリーフライトで活躍しています。
(平成25年2月9日・記)
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