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■ 円山動物園レッドデータブック(鳥類) オオタカ
タカ目
タカ科
Accipiter gentilis
Northern goshawk
レッドリスト:LC 軽度懸念(IUCN2012)
環境省レッドリスト:NT 準絶滅危惧
ワシントン条約:附属書 II
形態
全長はオスで約50cm、メスで約60cm、翼を開くと約100~130cmあります。成鳥は頭から背、尾、翼上面が灰黒色、目の後ろは黒く眉斑は白くて目立ちます。胸や腹などは白く、灰黒色の横斑が全体にあります。若鳥は背面が褐色で、胸や腹に黒褐色の縦斑があり、尾に葉4本の黒っぽい帯があります。
生息地
北アフリカからユーラシア大陸、北アメリカ大陸にかけて分布し、日本では南西・南方諸島を除く全域の平地から山岳地帯に生息しています。
種の特徴
飛翔能力が非常に高く、中小型の鳥(ハト・カモ等)を空中で捕獲し捕食します。飛行速度は最高で時速80kmにも達し、地上6.5~17mの木の上に直径約1m、厚さ約60cmの巣を作ります。産卵は4~5月で、35~38日で孵化します。孵化殻35~40日で飛べるようになり、その後約1~2ヶ月で親から独立します。
減少の原因
生息地の減少、捕食する餌の減少、密猟、環境汚染などにより、生息数は減少しています。環境省レッドリストでは絶滅危惧 II類(VU)とされています。
円山動物園での状況
1988年から市民や道民から保護して持ち込まれ、放鳥出来ない個体を飼育し、1998年に孵化しました。現在はフクロウとタカの森で飼育しています。
(平成25年2月9日・記)
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