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■ 円山動物園レッドデータブック(鳥類) アオサギ
コウノトリ目
サギ科
Ardea cinerea
Grey heron
レッドリスト:LC 軽度懸念(IUCN2012)
形態
体長は90cm前後で、日本に分布するサギ類の中では最大種で、足、クビ、クチバシが長いです。成鳥は頭から首にかけて白く、目の上から後頭部へ黒い冠羽が垂れ下がり、胴体は淡い青灰色です。
生息地
アフリカとユーラシア大陸の熱帯域から、北ヨーロッパ、沿海地方、シベリア南部の亜寒帯まで広い分布域を持ち、サギ類の中では最も高緯度まで繁殖できる種です。
種の特徴
樹上に木の枝を組んで巣を作り、200羽くらいまでの集団繁殖地を作りますが、1,000羽以上集まった繁殖地も記録されている一方、1ペアだけで営巣する例もあり、非常に柔軟です。主に魚、カエル、甲殻類、昆虫類などを捕食しますが、まれに小鳥やネズミを捕食することもあります。
減少の原因
生息地や餌の減少により生息数は減っていますが、日本では河川浄化で魚が増加したことにより、生息数も回復しています。
円山動物園での状況
1984年から飼育を開始しており、現在は総合水鳥舎で飼育しています。
(平成25年2月9日・記)
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