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更新日:2020年4月20日

フンボルトペンギン

■ 円山動物園レッドデータブック(鳥類) フンボルトペンギン

画像:フンボルトペンギン

ペンギン目
ペンギン科
Spheniscus humboldti
Humboldt Penguin
レッドリスト:VU 絶滅危惧Ⅱ類(IUCN2012)
ワシントン条約:附属書 I

形態
体長65~70cm、体重約4~5kgの中型で、背中と翼は黒く、腹部は白く、雌雄の外観はほぼ同じです。胸には黒い斑紋があり、個体ごとに違います。幼鳥には胸の黒い逆U字形の帯はありません。

生息地
南米太平洋岸のペルーやチリなど、冷たく栄養豊富なフンボルト海流の影響を受ける沿岸部

種の特徴
容易に人間が近づける場所にコロニー(集団営巣地)をつくって繁殖します。巣は糞が堆積したグアノ(糞化石)や岩の割れ目、地面に掘った穴、植生の下など避難場所や日陰となるようなところに作ります。一雄一雌性でその結びつきは強く、抱卵、育雛はオスメスが協力して行います。イワシなど小型のサカナを主食としています。

減少の原因
フンボルトペンギンの営巣に必要なグアノを肥料として取って行く人間が多いうえに、エサとなる小魚も乱獲により減少し、彼ら自身も人間の食料として乱獲されたため、急激に野生個体の数が減っています。
しかし、ペンギンのなかでは日本での飼育頭数が最も多い種類で、繁殖も順調です。日本の繁殖技術を南米に移植する取り組みが始まっています。

円山動物園での状況
1961年から飼育を開始しましたが、産卵はあるもののなかなか孵化に至らず、施設の改善、巣箱の改良やストレス等の軽減を図ったところ、2002年12月に初めて繁殖に成功しました。現在は総合水鳥舎で飼育しています。

(平成25年2月9日・記)


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