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ホッキョクグマの『キャンディ』は出産の可能性があるため、11月4日(水)より観覧を中止し、室内に収容して出産に備えていたところですが、11月23日(月)午後2時37分頃、1頭出産いたしました。
しかし残念ながら出産後数時間にわたり、キャンディが仔を抱きかかえる等の行動が見られず、また鳴き声や動きなどが認められないことから死亡しているものと判断いたしました。
その後、仔を咥えて運んだり、仔の体を覆っている胎膜を舐め取るといった行動も見られましたが、仔の反応はなく、キャンディが落ち着くのを待って、翌24日(火)に仔を回収し、改めて死亡を確認したところです。
キャンディは出産前後は多少の興奮が見られましたが、その後落ち着きを取り戻しております。
なお、現在制限を行っている世界のクマ館およびエゾヒグマ館の観覧については、概ね1週間程度、キャンディの産後の体力回復を待ってから解除する予定です。
【飼育個体情報】
デナリ オス 1993年11月9日 アメリカHogle動物園生まれ
ラ ラ メス 1994年11月20日 別府ラクテンチ動物園生まれ
リ ラ メス 2014年12月21日 円山動物園生まれ
キャンディ メス 1992年11月2日生まれ(豊橋総合動植物公園所有) 2011年3月8日来園
【これまでのキャンディの繁殖歴】
2012年12月30日 | 2頭出産 (うち一頭は死産、もう一頭は出生後間もなく死亡) |
2013年11月6日 ~2014年1月15日 | 妊娠の可能性があったことから室内に収容し監視を続けるも、出産見られず。(妊娠していなかったものと思われる) |
2014年12月5日 | 1頭出産(死産) |
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