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令和3年12月18日(土曜日)から令和4年1月10日(月曜日)まで、第2回となる海鳥展を開催いたします。
【海鳥展ついて】
世界中には約350種の海鳥が生息していますが、そのうちの3分の1の種が絶滅の危機に瀕しています。海鳥の減少の原因は、気候変動や外来種による食害など様々ですが、第二回目である今回の海鳥展では漁業による海鳥の混獲問題について現状と世界各地で行われている対策、私たち消費者が海鳥の混獲問題に対して協力できることを紹介します。
また、海鳥とはどんな鳥かをパネルと実寸大ぬいぐるみ、骨格標本や剥製で詳しく、日本を代表する海鳥の楽園である天売島については立体模型などを使って海鳥の繁殖地の環境が分かりやすいようにご紹介します。
意外と私たちの身近なところにいる海鳥たちですが、その生態や直面している問題などについてはあまり知られていません。この機会に是非足を運んで頂き、海鳥にとって安全で持続可能な漁業の実現のために何ができるかを一緒に考えましょう。
円山動物園 科学館ホール
企画展「海鳥展」開催にあたり、オープニングイベントとして北海道大学大学院水産科学研究院 綿貫豊教授、バードライフ・インターナショナル 鈴木康子氏、葛西臨海水族園 野島大貴氏にご講演をいただきます。
日 時 12月18日(土曜日)11時00分~15時00分(途中退席可)
場 所 円山動物園 科学館ホール、およびウェブ会議サービス「Zoom」を使用したリモート開催
定 員 円山動物園会場参加30名+Zoomでのオンライン参加50名(事前申し込みが必要です。)
参加費 無料(動物園への入園は、所定の入園料がかかります)
演 者 北海道大学大学院水産科学研究院 綿貫 豊教授
バードライフ・インターナショナル 鈴木 康子氏
葛西臨海水族園飼育展示課 野島 大貴氏
綿貫豊氏 北海道大学大学院水産科学研究院 教授
1959年長野市生まれ。1987年北海道大学農学博士。1988年より1993年まで国立極地研究所に務め、北海道大学大学院農学研究所を経て現在は同大学大学院水産科学研究院教授。
専門分野は動物の行動生態および海洋生態。著書「海鳥の行動と生態」(生物研究者2010年)、「ペンギンはなぜ飛ばないのか?海を選んだとりたちの姿」(恒星社厚生閣2013年)など。
鈴木康子氏 バードライフ・インターナショナル 海洋・海鳥保全プログラムオフィサー
幼いころから野生動物に興味を持ち、野生動物医学・生態学を学ぶために渡米。特に鳥類に魅せられ、海鳥の研究を始める。アメリカ西部のアジサシ類・ウ類の保全と、水産資源回復の間の軋轢に関する研究には14年間従事。2018年に帰国し現職に就く。海鳥と漁業の共存を目指すため、バードライフのグローバルチームの一員として、日本の漁業関係者、サプライチェーン、行政などへの働きかけを行っている。野生生物学博士。
野島大貴氏 葛西臨海水族園 ウミガラス、エトピリカ飼育担当
1987年神奈川県生まれ。2010年(公財)東京動物園協会に入社し、上野動物園に配属される。ニホンツキノワグマなどの飼育担当を経て、2015年葛西臨海水族園に異動し海鳥などの鳥類を担当。飼育繁殖、保全、教育普及活動に取り組む傍ら、(公社)日本動物園水族館協会が行う、種保存事業の一環でフンボルトペンギンとフェアリーペンギンの個体群管理を担っている。
11時00分 開会
11時00分~12時00分 「海鳥って何?」 綿貫豊教授 (質疑応答含む)
12時00分~13時00分 昼休憩
13時00分~14時00分 「海鳥と漁業の共存を目指して」バードライフ・インターナショナル 鈴木康子氏
14時00分~14時05分 休憩
14時05分~14時45分 「水族園が行う海鳥の保全活動」葛西臨海水族園 野島大貴氏
14時45分~15時00分 質疑応答
15時00分~ 園長ご挨拶 閉会
下部受付フォームから会場参加・リモート参加のどちらかを選択してお申し込みください。
尚、リモート開催「Zoom」に参加希望の方には12月17日(金曜日)までにメールにて参加URLをお送りします。
受付フォーム(申し込みは終了しました。)
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