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近年、地球温暖化による気候変動やマイクロプラスチックなどの環境汚染により海鳥の生息数は大幅に減少しており、世界の海鳥の約3分の1が絶滅の危機に瀕しています。
世界に生息する海鳥約350種のうち約1割は日本近海で繁殖しており、なかでも北海道北西部にある天売島(北海島苫前郡羽幌町)は海鳥の一大繁殖地となっています。
円山動物園は昨年、環境省等が実施している天売島におけるドブネズミ調査に同行し、同時に海鳥の保全のための専門施設である海鳥センターを視察しました。
天売島の島民や近隣町民・事業者が海鳥の保全に対し高い関心を持っているのに対して、多くの北海道民には天売島やそこで繁殖する海鳥についてあまり知られていません。
海鳥展では、北海道近海に生息する海鳥についての生態や直面している問題などについてパネル展示を行うとともに、剥製や骨格標本で詳しい生態を、映像や生息地の立体模型で海鳥たちの過酷な生息環境をご紹介します。
また、世界や日本で行われている、海鳥の保全につながる地域産業に貢献する活動についてもご紹介します。
この機会にぜひ、足をお運びください。
令和3年2月20日(土曜日)~3月7日(日曜日)
円山動物園 情報ホール
企画展「海鳥展」開催にあたり、オープニングイベントとして北海道海鳥センター職員による講演会、およびパネルディスカッションを行います。
日 時:2月20日(土曜日)13時30分~14時30分
場 所:円山動物園 動物園プラザ、およびウェブ会議サービス「Zoom」を使用したリモート開催
定 員:円山動物園会場 20名、Zoom 100名
参加費:無料(動物園への入園は、所定の入園料がかかります)
【プログラム(予定)】
13時30分~14時00分 「天売島の海鳥と私たち ~海鳥と人が共に暮らす地域を目指して~」
【講演者略歴】
所属:羽幌町町民課環境衛生係 主査(北海道海鳥センター担当)
横浜市出身。1995年、日本野鳥の会レンジャーとして千葉県習志野市の谷津干潟自然観察センターに勤務。
1999年に退職し、アジア各国を放浪。2001年に北海道へ移住し、羽幌町職員として北海道海鳥センターに勤務。
環境教育、傷病鳥の保護飼育、天売猫の取組、環境基本計画の推進、羽幌シーバードフレンドリー認証制度等、
海鳥や地域の環境保全に関わる業務を担当する。
14時00分~14時30分パネルディスカッション
パネリスト
受付フォームから会場参加・リモート参加のどちらかを選択して2月17日(水曜日)までにお申し込みください。
なお、リモート開催「Zoom」に参加希望の方には2月18日(木曜日)までにメールにて参加URLをお送りする予定です。
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海鳥、天売島
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