ここから本文です。

更新日:2020年3月9日

臨時休園特別動画「今日の円山動物園」追加情報【オニオオハシ】

札幌市円山動物園は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための外出自粛を目的として、2020年3月1日から3月19日まで臨時休園となっています。
期間中、皆さまに休園中の動物の様子を少しでもご覧いただけるようTwitterで毎日動画「今日の円山動物園」を配信しています。このページでは、配信した動画に映っている動物について紹介します。
Twitterと共にチェックしてみてください。

今回は、3月8日の動画に登場したオニオオハシについてご紹介いたします。

オニオオハシ1

オニオオハシは南米の熱帯雨林に生息しており、単独か6羽程度の小さな群れを形成して生活します。

食性は多様で、果実の他昆虫、昆虫や小さな爬虫類、鳥の卵やヒナなどを食べます。

色の鮮やかさから、インコの仲間のように感じる方もいるかもしれませんが、実はキツツキの仲間(キツツキ目オオハシ科)です。

鮮やかな体色や美しい見た目から『アマゾンの宝石』ともよばれています。

 

「オオハシ(漢字で大嘴)」という和名の由来でもあるクチバシの大きさは平均約20cm。オニオオハシの全長が55~61cmですので、クチバシが全体の約3分の1を占めます。この比率は、鳥類の中で最大となっています。

長いクチバシは、戦いにおいてはほとんど役に立ちませんが、オニオオハシが乗ると折れてしまうぐらい細い枝の先にある果実を、その枝に止まらずに採取することに役立ちます。

エサを食べる際は、クチバシを使って、くわえたエサを投げ込むようにして口の中に送ります。

恋の季節には、大きなクチバシで相手にエサを渡す光景が見られるようになります。

オニオオハシエサ

↑エサをくわえている様子。

 

また、クチバシには、表面を流れる血液の量を調整できる血液網があり、体温調整の機能を持っていることが分かっています。クチバシに流す血液量を増やすことで体内の熱を逃がすことができ、涼しい時には血液量を減らしたり、クチバシを羽で覆ったりすることで体内の熱を保つことができます。

 

さて、今回お話ししたオニオオハシのクチバシですが、どれくらいの重さがあると思いますか?

体長の3分の1を占める大きなクチバシですが、見た目とは裏腹、結構軽いんです。

それは何故でしょうか?

オオハシのクチバシは、大きさこそあるものの、スポンジのように隙間の多い骨質の組織でできており、中身はほぼ空洞だからです。

 

くちばし おもさ

↑こちらはサンショクキムネオオハシのクチバシの断面図。重さを量ってみたところ、43gでした。とても軽いですね!

 

はづくろい

↑今日の様子。大きなクチバシを使って器用に羽繕いをしていました!

 

熱帯鳥類館では、オスの「トト」とメスの「ポコ」、2羽のオニオオハシを飼育しています。

タイミングが良ければ、エサを食べる様子や、2羽の仲睦まじい様子がご覧いただけるかもしれません。

今後も皆さまに動物達の元気な姿を伝えていきますので、開園までしばらくお待ちください。

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428