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ホーム > 動物紹介 > は虫類・両生類館 > アメリカドクトカゲ > アメリカドクトカゲの繁殖に初めて成功しました

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更新日:2018年2月12日

アメリカドクトカゲの繁殖に初めて成功しました

アメリカドクトカゲ1

孵化したアメリカドクトカゲ(11月25日撮影:円山動物園)

 円山動物園では2010年からアメリカドクトカゲの飼育を開始し、生息地の気候情報などを参考に、タイマーを使った日長管理、冬は冷暗室で冬眠を行うなどの環境管理を行った結果、2017年7月に4卵の産卵があり、うち1卵が11月25日に孵化しました。

 現在は、餌付けも終え、飼育も安定してきたため、2月4日(日)から「は虫類・両生類館」センターラボ内にて展示を開始します。

 この種の繁殖は非常に難しく、これまで日本の動物園水族館での繁殖事例はありません。この貴重なアメリカドクトカゲの子どもの見学に、ぜひ「は虫類・両生類館」にお越しください。

 

1   円山動物園のアメリカドクトカゲの飼育について

 「は虫類・両生類館」でメス1頭を展示しているほか、非公開のバックヤードにて、繁殖用にペアを飼育中。

 

2   今回の繁殖について

 ・産卵日:2017年 7月23日

 ・孵化日:2017年 11月25日

 ・孵化日数:125日間

 ・孵化個体の現状:全長約15㎝、体重約36g 

 ・性別:不明

繁殖には年間を通して、日長時間、気温、湿度などの環境変化を提供し、メスの発情を誘発させることが必要であるほか、産卵があっても孵化に至る困難な条件を整えなければなりません。


3   アメリカドクトカゲ豆知識

 爬虫綱有鱗目ドクトカゲ科ドクトカゲ属 

 英名 Gila monster 学名 Heloderma suspectum

 アメリカ合衆国南西部とメキシコの一部の砂漠や荒地など乾燥した場所で暮らしています。全長は最大で50㎝程度で、トカゲの仲間では数少ない毒を持つ種です。毒の種類は神経毒で、獲物に噛みついたときに歯の溝から毒を擦りこみ、獲物を麻痺させます。

 体色はピンクと黒のまだら模様で、一見毒々しく派手なのですが、砂漠においては景観に溶け込み、保護色として機能しています。

 野生での生態はあまり知られていませんが、日中は岩の隙間に隠れており、涼しくなった夕方頃に活動しています。繁殖期は春から夏にかけてで、冬には冬眠します。食性は肉食性で、鳥の卵やヒナ、動物の死体などなんでも食べます。もともと餌の少ない不毛の地で暮らしているため、新陳代謝は非常に低く、動きの鈍さはトカゲ界ナンバー1と言われています。飢えにも強く、円山動物園では、マウスを与えていますが、餌の頻度は月2回程度です。

 またドクトカゲの唾液に含まれる物質は、血糖値を上げない効果があり、この仕組みを利用して、画期的な人間用糖尿病薬が開発されています。

 本種は、生息地の環境悪化など人的な要因により個体数は減少しており、IUCNレッドリストでは準絶滅危惧種に指定、ワシントン条約では付属書Ⅱ類に掲載され国際取引が規制されています。

アメリカドクトカゲ2

このページについてのお問い合わせ

札幌市円山動物園

〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1

電話番号:011-621-1426

ファクス番号:011-621-1428