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ユキヒョウのオス「アクバル」
今年もユキヒョウの繁殖期がはじまったことから、昨年に引き続いてアクバル(オス)とシジム(メス)の繁殖に向けた同居を実施することとなりましたのでお知らせします。同居にあたっては、事前に策定した同居計画に基づいて職員を獣舎に配置し、事故の防止等の安全対策に努めた上で実施する予定です。
1 実施期間
平成30年(2018年)1月下旬から繁殖期が終了する5月までの発情時期
(期間中はメスの発情兆候に合わせて同居を実施します)
2 同居方法
バックヤードの寝室にて、檻越しのお見合いから始め、2頭の状態を確認しながら、扉を段階的に開放します。その後、徐々に扉を開放して同居を進めていきます。
なお、昨年は3月と4月にシジム(メス)の発情に合わせて同居を実施し軽い闘争が数回ありましたが、怪我に至るようなものはありませんでした。また、頻繁な交尾行動や射精を確認していますが、残念ながら妊娠、出産には至りませんでした。
3 同居場所
寒帯館ユキヒョウ舎の寝室4部屋を使用 (右図のピンク色の部屋)
4 監視体制
同居計画に基づき、役職者1名、獣医師及び飼育員3名以上で同居を見守ることとし、万が一の際には放水等により迅速に引き離すことができる体制で同居を実施いたします。
5 ユキヒョウの展示について
同居はバックヤードの寝室で行うため、実施日の12時以降はアクバル(オス)とシジム(メス)はご覧いただけません。また同居が順調に進んでいる場合は、午前中から同居を実施する場合があります。その際は終日ご覧いただけない場合がありますのでご了承ください。
なお、リーベ(メス)については、2月13日までは、屋外放飼場または屋内展示場のどちらかで展示いたします(浜松市動物園への移動の為、2月14日以降はご覧いただけません)。
6 繁殖に向けた同居に係る円山動物園の考え方
円山動物園では、マレーグマ「ウッチー」の死亡事案に係る改善策として、繁殖に向けた同居を行う際は実施計画を策定し、飼育員及び獣医師が計画内容を共有して行うこととしております。
今回の同居計画作成にあたっては、前回の結果を踏まえた上で、獣医師及び関係するすべての飼育員が参加してミーティングを行い、必要事項を確認しております。
さらに、実施にあたっては、動物の状態をしっかりと観察しながら段階を進めていく等、慎重かつ安全に進める体制を整えた上で行います。
7 ユキヒョウ「アクバル」と「シジム」について
◎アクバル: 2005年6月多摩動物公園生、2006年3月来園。
リーベとの間に3頭(2回出産)の子どもがいます
◎シジム : 2010年5月スウェーデンNordens Ark動物園生。
2011年12月来園。昨年に引き続き、初めての出産に挑みます
メス「シジム」
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