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エランドの「コペル」
アフリカゾーン カバ・ライオン館で飼育中のエランドの「コペル」(オス1歳)が、繁殖のため伊豆アニマルキングダムに転出することになりました。
「コペル」は2018年7月に父「プッチョ」、母「オペル」との間に生まれ、以来元気に育っておりますが、最近は体も大きくなり、母との交配の恐れもあることから、親子を分けて飼育をしておりました。こうした中、伊豆アニマルキングダムから「コペル」の借り受けの申し出があったため、このたび転出することとなりました。
伊豆アニマルキングダムでは、サファリ形式のエリアでムフロン、シマウマ、ダチョウなどとともに暮らしながら、繁殖を目指す予定です。
新たな場所に転出しても、元気に暮らし、たくさんの子孫を残してくれることを期待しています。
記
1 転出について
(1) 転 出 先: 伊豆アニマルキングダム
(2) 転出予定日: 2019年11月7日(木曜日)閉園後
※11月7日(木曜日)をもって、「コペル」の展示は終了いたします。
(3) 転出目的: 繁殖を目的としたブリーディングローン(繁殖貸与)
(4) 転出個体: 「コペル」(オス1歳) 2018年7月21日円山動物園生まれ
(5) その他
カバ・ライオン館1階に、寄せ書きノートを設けます。「コペル」が旅立つにあたり、皆様からのメッセージをお願いいたします。
設置期間:2019年10月29日(火曜日)から11月7日(木曜日)まで
【エランド 豆知識】
ウシ目ウシ科 学名:Taurotragus oryk
オランダ語でヘラジカを意味するEland が語源である。レイヨウ類の中でも最大の動物で、オオカモシカ等と呼ばれることもある。
水分の多いエサのあるところでは、長時間水を飲まなくても生活することができる。昼行性だが、暑い昼間はあまり行動しない。
雌雄とも65cmほどの角を持ち、2回転ほどして真っ直ぐに伸びている。雌の角は雄のものよりもやや細くて長い。のどの下に皮膚の垂れ下がった部分があり、先には長い毛が生えている。雄は額の毛が長く伸び、その毛を自分の尿で濡らすことがある。
乾燥した環境を好み、草原や半砂漠地帯に数~数十頭の群れで棲む。また、1年を通して長距離を移動するため、決まった縄張り等は見られない。跳躍力にも優れていて、2mほどの高さのものなら跳び越えることができる。
生まれて1週間ごろの「コペル」
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