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更新日:2021年9月13日

ゴマフアザラシの「エフ」の病状について【第3報】

エフ2

ゴマフアザラシの「エフ」

【2021年9月13日(月曜日)掲載】

「エフ」(性別:オス 年齢:38歳)について、再び活力、食欲が不安定になってきておりますので、病状をお知らせします。

今年7月の貧血の治療終了後は元気に過ごしておりましたが、8月25日に食欲の低下が認められました。その後、8月31日は下痢が認められたため治療を開始し、9月7日には下痢は改善しましたが、食欲が不安定な状態は改善しませんでした。このため、9月9日に血液検査を実施したところ、高カルシウム血症が認められました。

高カルシウム血症は、血液中のカルシウム濃度が高くなる病気で、その主な症状は活力、食欲の減退です。高カルシウム血症になる原因としては、悪性腫瘍や副甲状腺(血液中のカルシウム濃度を調整する器官)機能の異常、腎臓機能の低下などの可能性が考えられます。

原因の追及には麻酔をかけてのレントゲン検査が必要となりますが、アザラシは体脂肪率が非常に高い動物であるため、麻酔リスクが高いことや、高齢であることを考慮し、実施しない方針です。

今後、治療としてできることは、投薬や皮下点滴によりカルシウム濃度を下げ、少しでも「エフ」が食べることが出来るように後押しすることです。日々、「エフ」の状態を観察し、最善の方法を検討しながら治療を進めてまいります。

【2021年7月7日(水曜日)掲載】

6月9日に投薬を開始してから、食欲が上がり動きもとてもよくなりました。

現在は週に1回採血を行い、貧血が改善してきていることも確認できています。

症状が現れてからは、陸地に上がることも難しくなっていましたが、プール内に新たに台を設置したところ、エフがその台で休んでいる姿も確認できております。

今後も引き続きエフにとって過ごしやすい環境づくりに励んでまいります。

【2021年6月10日(木曜日)掲載】

ゴマフアザラシ「エフ」の病状についてお知らせいたします。

6月6日に食欲減退、6月7日に食欲廃絶の症状が確認されたため、その原因を調べるために6月8日に血液検査を実施したところ、再生不良性貧血が認められました。再生不良性貧血とは、新しい血液を作ることが出来なくなる病気であり、治療をしても予後が厳しい可能性が高い病気です。原因として骨髄の機能異常や免疫の病気、悪性腫瘍の存在などが疑われます。現在、皮下補液、抗生剤、ステロイド剤による治療を開始しております。

「エフ」は38歳と高齢であるため、「エフ」の生活の質をできる限り維持することを第一に考え、治療・看護を進めてまいります。

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