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更新日:2019年1月18日

開催結果:第22回「科学技術で未来をつくる!研究者の世界をのぞいてみよう」

研究者編平成31年1月15日(火曜日)に、豊平区に所在する国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)北海道センターで、研究者のお仕事を体験を交えて学ぶ講座を開催しました。

【主催】豊平区
【連携協力】HTB北海道テレビ

 講座の様子

講座には、豊平区内の小学生12名が参加。日々最新研究に取り組んでいる研究者の仕事内容や産総研の概要、ブロッコリーからDNAを取り出す実験などを行いました。

「産総研」では何をしているの?

講座の様子まずは、「産総研」がどんなところなのかということについて学びました。
講師としてお話ししてくれたのは、産総研北海道センター産学官連携推進室の山口宗宏(やまぐち・むねひろ)先生。
はじめに『「産総研」とは、「産業」に役立つ「技術」を「総合」的に(いろいろと)「研究」する「所」です』という話から講座がスタートすると、参加たちは真剣なまなざしで山口先生の話を聞いていました。
産総研は、東京と茨城県つくば市にある本部に加え、全国10か所にある地域センターを拠点として、私たちの暮らしを便利にしたり、企業の困りごとに役立つ技術を開発したりする最新研究に取り組んでいます。研究職員は現在2,300人以上もいて、その他に大学や外国からの研究者や実験のお手伝いをする人たちなどを含めると、9,710人にもなるそうです。また、研究者の方々をサポートする事務職員を含めると、全員で10,000人以上になる、という話が出ると、その数の多さに参加者たちはびっくり!「そんなにたくさんいるんだ!」と驚きの声が上がっていました。

研究者ってどんな人たちなんだろう?

講座の様子次に、研究者の人たちが毎日どんなことをしているのか、ということを山口先生が話してくれました。
研究者の人たちは「世の中の役に立つもの」「もっといいもの」「まだ誰も知らないこと」などを実現させるためにはどうしたらよいかということを考え、「こうやったらこうなるんじゃないか」という仮説を立てて実験をはじめる、とのことです。
ですが、実験は最初から上手くいくことはまずなく、実験しては失敗し、新たな仮説を立ててまた実験、失敗したら改善してまた実験、を繰り返す日々。「何がいけないんだろう」「どうしたら上手くいくのか」ということを何日も、何か月も、時には何年も考え続けるそうです。その日々の積み重ねによって「わかった!」「できた!」という成果を得たら、論文として発表し、専門雑誌などに掲載されることで世界中にその知識が共有される、ということを教えてくれました。
私たちの暮らしは、研究者の方々の絶え間ない実験の日々によって生み出された新しい技術のおかげで、より豊かで住みやすいものになっている、ということがわかりました。
山口先生は、「最初から思うような結果が出なくても、諦めずにコツコツ続けていれば必ず道がひらけます。その瞬間はとても嬉しく、研究を続けていてよかったなぁという充実感があります」と話していました。

いのちの設計図「DNA」を取り出してみよう! 

続いて、研究者への第一歩!ということで、参加者たちでブロッコリーからDNAを取り出す実験にチャレンジ。
DNAが「いのちの設計図」であることの説明を聞いたあとに、必要なものを準備するところから実験が始まりました。

まず、参加者は、山口先生と佐々木皇美(ささき・あきよし)先生のアドバイスに従って、DNAの抽出液をつくるために、グループごとにそれぞれ塩や中性洗剤、水の量を量りました。ピペットと呼ばれる器具を使うときには「バイ菌がつかないようにここは手で持ってはいけません」「慎重に決められた量を入れてね」といった注意事項をしっかりと守り、グループのメンバーで協力しながら作業を進めていました。

次に、ブロッコリーの先をはさみで切り、すり鉢に入れて、粒が見えなくなるまですりこぎですりつぶす作業に挑戦。粒はなかなか小さくならず、「難しい~」「こぼれちゃう!」という声がありながらも、参加者同士で交代しながらなんとか終えることができました。

講座の様子

講座の様子

講座の様子

講座の様子

続いて、このすりつぶしたブロッコリーに最初に作っておいたDNA抽出液を加え、しばらく時間を置き、それを湯煎であたためた後、漏斗と不織布を使ってこした液体を氷水に入れてじっくり冷やしました。

待っている間、参加者たちは「このあとどうなるのかな」「もう少しちゃんとすりつぶした方がよかったかな」と少し心配な様子。実験が上手くいくかドキドキしながら、次の工程に臨みました。

その後、ビーカーの液の2倍量程度の冷やしたエタノールを、ガラス棒を伝わせながら静かに注ぎ、またしばらく待つこと約10分。塩がたくさん溶けているためにDNAがエタノールでも溶けずに残り、水とエタノールが分離してできた二つの層の間に、白いふわふわしたものとしてDNAが現れました。

「えっ、これがDNA?!」「すごく不思議~!!」と言った参加者たちの歓声が聞こえる中、最後にこれが本当にDNAなのかを確かめることに。薄いガラス板に先ほど抽出したDNAを載せ、そこに専用の薬品を滴下したあと、紫外線ランプに当てて光るかどうかを確認。本物のDNAは、この薬品と結合すると蛍光を発する性質があり、参加者全員が緑色に明るく光るDNAを確認することができました。

「今回は細胞サイズが小さく、一度にたくさんとれるブロッコリーの先を使って実験をしましたが、このDNAの抽出実験は、ブロッコリー以外でも何でもできます。DNAはどんな細胞にも存在しているからです。DNAは多少の変化を経ながらも、何億年も前から同じ状態を保つことができる比較的安定した物質です。もしかしたら、大人になってからこのDNAを使ってブロッコリーを再現することもできるかもしれません」と山口先生が話すと、参加者たちは興奮が収まらない様子ながらも、ワクワクした表情で話を聞いていました。

 

講座の様子

講座の様子

講座の様子

講座の様子

研究室の見学

講座の様子最後に、普段は入ることができない産総研の研究室の中を見学させてもらいました。専門的な機械や実験器具、顕微鏡などを間近に見た参加者たちは、次々に「この機械は何ですか?」「どんな実験に使うのですか?」と質問するなど、滅多に見ることができないものを間近にして興味津々。先生たちは、どんな実験に使うのか、なぜそれを調べているのか、どんなことに役立つのか、といったことを一つ一つ丁寧に答えてくれました。
参加者は、たくさんメモを取りながら真剣に話を聞き、満足した様子で研究室を後にしました。

第22回とよひら子どもユメひろば大成功!

産総研の施設見学を終えた後、ロビーにおいて全員で記念撮影を行い、全工程が終了しました。

講座の様子

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 参加者アンケートより(抜粋)

  • 説明がわかりやすくて実験も上手くできたし、最後に研究をしている様子も見学することができてとても楽しかったです。新しいこともたくさん知れてよかったです。
  • 家にはあまりないスポイトや秤、使ったことがないものばかりだったので、すごく特別感があって楽しかったです。やっぱり研究所はすごいなと思いました。
  • ブロッコリーを使う実験は初めてだったけど、ふわふわなDNAをさわったり、しがい線ランプに当てるときれいに光ってすごかったです。DNAはなぜふわふわで上の方に行くのか不思議でした。野菜や動物にもDNAはあるんだと初めて知りました。
  • 前から理科が好きでしたが、今日の実験でもっと理科が好きになりました。ありがとうございました。

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