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昭和47年(1972年)2月3日(木曜日)~2月13日(日曜日)【11日間】
6競技35種目
14会場
35か国 1,655人
選手 1,128人(男子911人、女子217人)
※うち日本人選手90人(男子70人、女子20人)
役員 527人
昭和47年(1972年)2月3日に大会が開幕し、開会式会場の真駒内スピードスケート競技場には4万6,000人の観客が駆けつけ、スタンドが溢れんばかりの盛り上がりを見せました。アテネより引き継いだ聖火は、30日かけて日本各地を巡った後に、開会式会場の点火台へ点火され、大会期間中の11日間にわたって、大会シンボルとして燃え続けました。
真駒内スピードスケート競技場
スキー競技は、ノルディック種目とアルペン種目の2つに大別されます。
ノルディック種目は、白銀の雪に埋もれた山野を走りぬく距離競技(真駒内距離競技場)、空中をグライダーのように飛ぶ飛躍競技(宮の森ジャンプ競技場 / 大倉山ジャンプ競技場)、距離と飛躍を組み合わせた複合競技(真駒内距離競技場 / 宮の森ジャンプ競技場)が実施されました。大会では、飛躍競技(70m)で「日の丸飛行隊」が金銀銅メダルを独占する快挙を成し遂げました。
アルペン種目は、スピードとスリルに富んだ滑降競技(恵庭岳滑降競技場)、鋭角ターンの連続を競う回転競技(手稲山回転競技場)、そして、滑降と回転の中間ともいえる大回転競技(手稲山大回転競技場)が行われました。
真駒内距離競技場
宮の森ジャンプ競技場
手稲山大回転競技場
スケート競技は、スピードスケート競技とフィギュアスケート競技の2競技が開催されました。
スピードスケート競技は、男子500m・1500m・5000m・10000m4種目、女子500m・1000m・1500m・3000mの4種目。
フィギュアスケート競技は、男子・女子シングル、男女ペアの3種目。大会では、女子シングルに出場したジャネット・リン選手が「札幌の恋人」と呼ばれ、日本国民の多くから親しまれました。
真駒内スピードスケート競技場
真駒内屋内スケート競技場 / 美香保屋内スケート競技場
真駒内屋内スケート競技場 / 月寒屋内スケート競技場
スピードとスリルに富むアイスホッケー競技は、11か国が参加し、予選リーグ・決勝リーグ共に真駒内屋内スケート競技場、月寒屋内スケート競技場にて行われました。
真駒内バイアスロン競技場
バイアスロンは、クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた複合競技で、個人・リレーの2種目が実施されました。
手稲山ボブスレー競技場
氷の壁に囲まれて曲がりくねったコースを金属製のソリで滑り降りるボブスレーは、男子2人乗り、4人乗りの2種目が実施されました。手稲山リュージュ競技場
ハンドルもブレーキもないソリに乗ってスピードを競うリュージュは、男子1人乗り、2人乗り、女子1人乗りの3種目が実施されました。
競技名・競技種目 | 競技場名 | 2月3日 | 2月4日 | 2月5日 | 2月6日 | 2月7日 | 2月8日 | 2月9日 | 2月10日 | 2月11日 | 2月12日 | 2月13日 | ||
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開会式 | 真駒内スピードスケート競技場 |
〇 |
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スキー 競技 |
距離競技 | 真駒内距離競技場 |
〇 |
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〇 |
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〇 |
〇 |
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〇 |
〇 |
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飛躍競技 | 70m | 宮の森ジャンプ競技場 |
〇 |
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90m | 大倉山ジャンプ競技場 |
〇 |
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複合競技 | 15km距離競技 | 真駒内距離競技場 |
〇 |
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飛躍競技 | 宮の森ジャンプ競技場 |
〇 |
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滑降競技 | 恵庭岳滑降競技場 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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回転競技 | 手稲山回転競技場 |
〇 |
〇 |
〇 |
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大回転競技 | 手稲山大回転競技場 |
〇 |
〇 |
〇 |
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スケート 競技 |
スピードスケート競技 | 真駒内スピードスケート競技場 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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〇 |
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フィギュアスケート競技 | 真駒内屋内スケート競技場 |
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美香保屋内スケート競技場 |
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アイスホッケー競技 | 真駒内屋内スケート競技場 |
〇 |
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〇 |
〇 |
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月寒屋内スケート競技場 |
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〇 |
〇 |
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〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
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バイアスロン競技 | 真駒内バイアスロン競技場 |
〇 |
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〇 |
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ボブスレー競技 | 手稲山ボブスレー競技場 |
〇 |
〇 |
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〇 |
〇 |
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リュージュ競技 | 手稲山リュージュ競技場 |
〇 |
〇 |
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〇 |
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閉会式 | 真駒内屋内スケート競技場 |
〇 |
2月13日、フィギュアスケートエキシビションが披露された後、参加選手たちが国籍を問わず自由な隊列で、和気あいあいと行進。雪と氷の上で技と力を競い合った11日間が終了し、大会が閉会しました。
札幌市では、1960年代後半から、オリンピック開催を大きな契機として、競技を行うための競技場やオリンピックに関連する施設が建設されたほか、交通・通信設備や都市環境の整備が進められました。ここではその一部をご紹介いたします。
大会では、フィギュアスケート競技に使用され、現在では夏季は体育館、冬季はスケートリンクとして使用されています。
大会では、アイスホッケー競技に使用され、現在では、屋外テニスコートも隣接した通年型スケートリンクとして使用されています。
大会では、スキー飛躍競技で使用され、現在も国内外の夏・冬のスキージャンプ競技も多数行われています。当時の大会を含む過去のオリンピックの様子などを展示している札幌オリンピックミュージアムも併設されています。
大会では、スキー競技の回転・大回転競技で使用され、現在は、札幌オリンピック大会で使用された2キロ女子大回転コースと700メートル男女コースなどオリンピックの名残のあるスキー場として利用されています。
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