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昨年、一昨年と、これまで提出した2回の政策提言によって、実現、実施された項目は、たとえ3分の1に過ぎないかもしれないが、札幌市の障がい者に対する福祉施策が着実に前進していることは、私たち障がい当事者、家族、関係者にとって本当に喜ばしい限りです。
これも、上田市長をはじめ各部局が真剣に耳を傾け取り組んでいただいた結果と受けとめています。
しかしながら、3年目に至った今日でも多くの意見や要望が寄せられています。
みんな、サッポロは良い街だと言っています。好きな街だと言っています。だだ、障がいゆえに、今どうしても超えられない“壁”があるから、いろいろな支援を求めてくるのです。
それが、以下に述べるような、それぞれの障がいや生活環境によって千差万別の要望となって現れてきます。
働きたい。
道路や建物のバリアをなくしてほしい。
親亡き後の子供が心配だ。
負担によってヘルパーを頼む回数を少なくせざるをえない。
わずかな賃金で頑張っているのに、負担により、もう作業所へ行けない。
手話通訳などコミュニケーションをするのにも負担がかかるのか。
市営住宅に、今すぐ入居させてほしい。
しかし、住み慣れた街で地域で、一市民として社会と関わりを持って生活したいと願うのは、至極当たり前で基本的なことではないでしょうか。
私たち障がい者を取り巻く施策は、今ものすごいスピードでめまぐるしく変化してきており「何がなんだかわからない」というのが実感です。
寄せられた意見は、本当に日々の生活に直面する課題ばかりであり、三つの障がいが一つになった今、よりいっそうわかりやすい説明が求められています。
上田市長には、提言の内容をさらに重く受け止めていただき、誰もが安心して安全に暮らせる福祉のまちづくりに反映していただくよう心から期待し、私たちの提言といたします。
平成18年度 2006年 12月
札幌市障がい者による政策提言サポーター 一同
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